「韓流ヘアサロンを日本に広めたい」 K-POPスター御用達スタイリスト・ゴニさんインタビュー

特集・インタビュー

とどまることを知らない韓国ヘアの人気。

チャン・グンソクさんやSUPER JUNIOR(スーパージュニア)のヒチョルさんなど数々のK-POPスターのヘアメイクを担当してきたGunhee(以下、ゴニ)さんは、表参道で韓国の最新美容やヘアを提案するトータルビューティーサロン「GUNHEE TOKYO(ゴニ トウキョウ)」を手がけています。

韓国ヘア業界の第一線で活躍してきたゴニさんに、韓国と日本の美容業界の違いや最近のトレンド、そして売れっ子スタイリストでありながら、コロナ禍において日本に拠点を移した理由や今後の夢をうかがいました。

「韓流ヘアサロンを日本に広めたい」 K-POPスター御用達スタイリスト・ゴニさんインタビュー

①韓国文化ファンの増加で高まる注目度

── ゴニ トウキョウは、来日した韓流アイドルが足を運ぶサロンとしても有名ですが、やはり韓国好きのお客さんが多いのですか?

韓流アイドルファンのお客さまは多いですね。ゴニ トウキョウで気合いを入れたヘアセットをしてからライブに参戦すると、お客さま方からよく聞いています。地方から上京する方も、ライブに合わせてヘアセットを予約してくださるんです。

──5年前にサロンをオープンした時も、韓流アイドルファンのお客さんは多かったのですか?

それが、少し傾向が違うんですよね。たとえば5年前は「韓流スター〇〇さんのファンだから、彼が信頼するゴニ トウキョウに来ました」といったように、特定の有名人のファンであるお客さんが多かったんです。

でも、いまは韓国ドラマなど韓国文化全般に興味があるといった方が目立ちます。おそらくコロナ禍で自宅にこもる機会が増え、動画配信サービスで韓国ドラマを見るようになった方が増えたのだと思います。

数々の韓国スターを担当してきたゴニさん㊧。ヒチョルさん㊨がゴニ トウキョウに来店した時のツーショット
ゴニさんが来日してからも、交流は続いている

②メンズ需要増! 男性がターゲットの書籍出版も

── 最近のゴニ トウキョウは女性だけでなく、男性のお客さんも多いそうですね。

5年前のサロンオープン時と比べて、男性のお客さまは確実に増えています。ここ数年の間にメンズ専門のスタイリストもデビューしていまして、男性客のみでも一人で月100万円も売り上げている状況です。5年前は女性客が9割でしたが、いまは男性客と女性客は4対6くらいの割合にまで増えているんですよ。

最近、日本ではメンズの美容意識が高くなっていますよね。ヘアはもちろん、肌改善やメイクについて興味をもつ方が多く見受けられます。

── 2022年8月には著書『GUNHEE TOKYOが教える、韓国スタイル メンズメイク&ヘア』(徳間書店)を出版されています。メンズのための本ということですが、見どころを教えてください

『GUNHEE TOKYOが教える、韓国スタイル メンズメイク&ヘア』
昨年8月に発売された書籍『GUNHEE TOKYOが教える、韓国スタイル メンズメイク&ヘア

ぜひ注目してほしいのは、スキンケア方法です。美容に力を入れる韓国人男性の肌は、ツヤと潤い感があります。もちろんメイクの力もありますが、日本人男性の場合はメイクをしたとしてもマットな肌感ですよね。

── そうですね。なぜ韓国人男性は肌に潤いがあるのでしょうか?

スキンケアの基礎がしっかりしているからです。特に重要なのがクレンジング。メイクをすると肌が悪くなるというのは誤解で、正しく落とすことで肌を美しく保つことができます。

あと、洗顔後の基礎ケアである化粧品・美容液・クリームなどは、男性でも5種類以上使うことを推奨しています。正しいケア方法は、ぜひこの本でチェックしてみてください。

『GUNHEE TOKYOが教える、韓国スタイル メンズメイク&ヘア』のメイクのページ
朝晩のスキンケアなど、韓国メンズメイクに必要な要素がつめこまれています

③韓国人客は注文が細かい!? メニューの特徴

── 日本と韓国でお客さんが求めることの違いはありますか?

韓国人のお客さんは、日本人よりもオーダーが細かいです。

たとえば、日本人のお客さまは「韓国アイドルの〇〇さんのようなスタイルにしてください」といったように、なりたい雰囲気を伝えるオーダーをする方が多いです。一方、韓国人のお客さまは「サイドにボリュームを持たせたい」「根元をスッキリさせたい」などオーダーが明確かつ注文が細かいんですよね。

──細かいリクエストに応えられるように、韓国のヘアサロンはメニュー数が多いのですね。

その通りです。お客さま一人ひとりによって髪質や骨格が異なるので、希望するスタイルを叶えるためにメニュー数が多くなっています。

たとえば、私の場合は直毛に見えるのですが、右の後ろ側だけがクセ毛なんです。ですから、部分的に縮毛を入れたり、ボリュームのためにCカールを入れたりすることで、目指すヘアスタイルに近づけます。基本のカット・カラー・パーマだけではないプラスαの部分的メニューが豊富なんです。

ゴニ トウキョウでは、本場韓国のヘアサロンほど細かいメニューはありませんが、やはり限りなく希望するスタイルに近づけるように、メニューを充実させています。

日本に比べて、韓国のメニューは細かいそう

④韓流ブローがスタッフ教育のポイント

── 日本と韓国で技術的な違いはありますか?

カラーやパーマなどの技術面においては、さほどの違いはないです。韓国でも、日本製のカラー剤やブリーチ剤をよく使っていますしね。強いていうなら、違いを感じるのはブローでしょうか。

日本の場合、ボリュームを出すブローは一般的でないですよね。一方、韓国の場合はボリュームがありながら、ナチュラルなウェーブ感がある仕上がりにするのが主流となっています。

── 韓国流のブローは、アシスタント教育の肝になりそうですね。

はい、まさにブローの仕方はアシスタント時代から練習しないと身につけられないですし、一度変なクセがついてしまうと直すのが大変なんですよ。

ゴニ トウキョウでは、韓国のブローブラシをアシスタントたちに配って、たくさん練習してもらうようにしています。このブラシは日本で一般的に使用されているものと比べて、ボリュームの出方がずいぶんと違ってきます。

セット面13席のゴニ トウキョウ。現在スタッフはスタイリスト5人、アシスタント4人。4月には新たに4人が入社予定という

── 先ほど、日本のカラー剤をよく使うと教えていただきましたが、日本製を高く評価しているポイントはどこでしょうか?

日本のカラー剤は歴史が長く、目指す色味の再現度が高いです。たとえば、かなり明るいピンク色など、発色の良さが抜群です。それにカラーの種類が豊富なので選びやすいですね。

韓国の有名スタイリストたちが出張で日本に訪れる際、問屋でカラー剤を購入していくことも多いんですよ。もちろん日本製カラー剤は韓国に輸入されていますが、日本現地でしか手に入らないカラーも多いんです。

日本製のパーマ薬剤も同じく評判がいいですね。韓国製より高価ですが、圧倒的に髪へのダメージが少ないので、韓国の高級ヘアサロンでよく使用されています。

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