アジュバンHDの1Qは3.7%増収 アジュバンサロンも活発化

経営・業界動向
アジュバンHDの1Qは3.7%増収 アジュバンサロンも活発化

アジュバンホールディングスの2024年3月期第1四半期(2023年3月21日~2023年6月20日)は、売上高が10億7300万円で前年同期比3.7%増の増収だった。

一方、利益率の低下や販促宣伝費などの増加により、営業損失2300万円、経常損失2700万円となった。

アジュバンホールディングス第1四半期決算

コロナ禍で控えていた店舗サポートの活動量を増やした結果、アジュバンサロン実稼働軒数が前年同期に比べて1532軒増え、7456軒となった。

オンラインも引き続き活用し、より効率的に営業活動に取り組んでいる。

アジュバンサロンの稼働店舗数(2024年3月期第1四半期の実績)
アジュバンサロンの稼働店舗数は前年同期より1500軒増加。例年、第1四半期の稼働店舗数は他の四半期に比べて少ない(決算補足資料より引用)

2024年3月期第1四半期(2023年3月21日~2023年6月20日)※連結

売上高

10億7300万円(前年同期比3.7%増)

営業利益

△2300万円(―)

経常利益

△2700万円(―)

親会社株主に帰属する当期純利益

△4300万円(―)

※包括利益 △4200万円(―)

区分別の売上高

金額
(百万円)
スキンケア402
(8.7%減)
ヘアケア720
(12.3%増)
その他36
(50.6%増)
売上割戻金△86
(―)

スキンケア

スキンケアは、新メイクブランド「rafuna(ラフナ)ポイントメイク」を3月に投入したが、昨年度の「rafuna(ラフナ)ベースメイク」に及ばなかったため前年実績を8.7%下回った。

>> 「rafuna(ラフナ)」の商品をCHECK(EC)

今期は、9月に美容液2種のキャンペーン、来年3月にメイクの追加アイテム発売を予定している。

ヘアケア

ヘアケアは、6月に発売したアウトバスとスタイリング剤の新ブランド「muts hair touch(ミューツへアタッチ)」が好調。既存ブランドも微増で、前年実績を12.3%上回った。

アジュバンコスメジャパン 質感を記憶する「ミューツヘアタッチ」6月発売
サステナブルを意識し、「ミューツヘアタッチ」は化粧箱ではなくクラフト風の紙袋を採用した

さらに今後、10月に「KASUI」のリニューアル、11月に「Re>>>(リ)」限定版の発売を控えている。

>> 関連記事:質感を記憶するヘアケア&スタイリング「ミューツヘアタッチ」

2024年3月期の業績予想

2024年3月期(2023年3月21日~2024年3月20日)※連結

売上高

50億8200万円(前年同期比16.1%増)

営業利益

1億5100万円(同35.1%減)

経常利益

1億4100万円(同46.9%減)

親会社株主に帰属する当期純利益

7600万円(同81.0%減)

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文/大徳明子

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