日本のヘアモードを全世界に発信し、美容業界の次代を担う優秀な若い人材の育成をめざす日本ヘアデザイン協会(NHDK)は、「NHDKフォトコンテスト2023」の受賞者と作品を発表した。
目次
テーマは『FREE〜自分史上 最高作品〜』
2023年のテーマは『FREE〜自分史上 最高作品〜』。「クリエイティブアワード」「トレンドアワード」にそれぞれ「モデル部門」と「モデルウィッグ部門」を設けた。
■ クリエイティブアワード
唯一無二なクリエイティブデザイン。卓越した技術とクリエイティビティを感じさせる刺激的なデザイン。
■ トレンドアワード
街に溶け込むトレンドデザイン。ヘア・メイク・ファッションと街で輝く、トレンドスタイル。
審査員は、NHDK創作設定プロジェクト委員長の計良宏文氏、副委員長の石渡智花、桜井靖浩、松木宏紀の各氏の4名が務めた。また、インスタグラムでの一般投票による「いいね!」賞も選出された。
5~6月の期間に応募された作品数は250点に上り、D.C.T.(ディクト)の堀内竜也さんが「クリエイティブアワード」「トレンドアワード」の両方のモデル部門で優勝に輝いた。
D.C.T.は、ジャパン・へア・ドレッシング・アワーズ(JHA)やウエラ トレンドビジョンアワードのグランプリを獲得してきた松木宏紀さんが経営する三重県の美容室。都心の美容室の活躍が目立つなかで地方の雄として知られ、堀内さんもビッグタイトルのファイナリストになるなどして注目を集めてきた。
クリエイティブアワード/モデル部門
優勝:堀内 竜也(D.C.T.)
「大胆で力強さと潔さのある作品です。技巧的になりすぎず偶然性を感じるタッチが絶妙です。カラーリングにも繊細なこだわりを感じる素敵なデザインに仕上がっています」(計良)
準優勝:いぐち しょうた(VISAGE ba.s.k)
「新鮮なフォルムと質感の表現にテクニックを感じる魅力的な作品です。衣装とのアンバランスさが気になります」(計良)
トレンドアワード/モデル部門
優勝:堀内 竜也(D.C.T.)
「ヘアの表情感、質感、そしてメイクアップのマッチングが絶妙でした。創りすぎないモード感という1番難しい表現が見事に作品に反映されていて、作者のセンスと技術が光っています」(石渡)
準優勝:石村 亮馬(Rilie)
「パンチ力のあるデザインが目を惹きました。トップの荒っぽい表現も今の時代を感じます。カラーはもう少し立体感があれば更に迫力が出ますね」(石渡)
クリエイティブアワード/モデルウィッグ部門
優勝:菊池 あすか(HAIR WORK OPUS)
「カラーの繊細さ、カットに緻密さ、メイクにおいて全てクオリティーが高く綺麗な作品でした! おめでとうございます!」(松木)
準優勝:金岡 碧(京都理容美容専修学校)
「クオリティーの高い作品でした、色の使い方も綺麗で一つ一つの仕事が丁寧にしてあったのが高評価です」(松木)
トレンドアワード/モデルウィッグ部門
優勝:岩⽥ 昌尚(アメーテールアーム)
「アシンメトリーのラインとカラーがきれいに表現されており、バランスもすごく良いです」(桜井)
準優勝:加藤 昌樹(アメーテールアーム)
「毛先の動き、束感が表現されて、クオリティーの高さを感じます」(桜井)
いいね賞
浅岡 優奈(日本美容専門学校)
=敬称略=
また、上記受賞以外の入賞作品42作品もあわせて発表された。
>> 「NHDK Photo Contest 2023」 公式サイトで受賞全作品をチェック
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編集・文/大徳明子、青木麻実 文/井出浩之 写真提供/日本ヘアデザイン協会