日韓関係と韓国の政治勢力 宮原健太の週刊タイパニュース(5)

特集・インタビュー
日韓関係と韓国の政治勢力 宮原健太の週刊タイパニュース(5)

海を隔てたお隣の国、韓国。最近はドラマや食文化だけでなく、アイドルなどの文化交流も盛んになっており、韓国コスメが注目されるなど、美容業界にとっても欠かせない存在になっています。

一方で、日本と韓国は過去の戦争の歴史から複雑な関係を繰り返しています。

そこで、「週刊タイパニュース」では、日韓関係の背景について取り上げていきます。

記者VTuberとしても活動するジャーナリストの宮原健太(ブンヤ新太)さんが、ニュースについてサクッと解説します!

日韓関係は改善してきている

こんにちは! ジャーナリストでVTuberとしても活動している宮原健太です。

皆さんは日韓関係が去年から今年にかけて急速に改善してきているのをご存じでしょうか。

今年10月に発表された、日本と韓国の民間団体が共同で行った世論調査によると、現在の日韓関係について「非常に良い」「どちらかといえば良い」と答えた人は、日本で29%、韓国で12.7%と両国で過去最高となりました。

もともと、日本では「韓流ブーム」が起こるなど、韓国との文化交流が盛んです。

しかし一方で、過去の戦争の歴史から日本と韓国の間には「慰安婦問題」「徴用工問題」など様々な課題が横たわっています。

関係改善のきっかけとは?

これらの課題の具体的な内容は次回に詳しく見ていこうと思いますが、では、そうした中で日韓関係が改善してきている理由は何かご存じでしょうか。

それは、韓国で政権交代が起きたことがきっかけになっています。

韓国には「保守派」「進歩派」という大きく2つの政治勢力があります。

簡単に説明すると、保守派は朝鮮戦争で北朝鮮と戦った軍隊による反共軍事政権の流れを汲んでいて、北朝鮮に対しては厳しい態度を取りますが、日本に対しては友好的です。

一方で、進歩派は軍事政権に対抗する民主化運動の出身者が多く、北朝鮮に対して友好的である一方で、日本に対しては強硬的な傾向にあるのです。

韓国の政権交代で状況が一変

韓国では2022年5月まで、進歩派の文在寅(ムン・ジェイン)氏が大統領を務めていましたが、大統領選を経て親日的な保守派の尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏に替わりました。

この政権交代によって、日韓関係は「過去最悪」と言われていた状態から、急速に改善することとなりました。

皆さんも、ニュースなどで岸田文雄首相と尹錫悦大統領が笑顔で握手を交わす瞬間を見かけたことがあるのではないでしょうか。

韓国の政治勢力が変わると日韓関係に大きな影響がある

日韓関係の難しさ

しかし、それは韓国でまた進歩派に政権交代してしまうと、日韓関係が崩れてしまう可能性があるということでもあります。

韓国の政権を保守派と進歩派どちらが担うかによって、日韓関係は大きく変わる。

ここに、韓国との関係性の難しさがあると言われています。

次回は日本と韓国の間にある課題について具体的に見ていきます。

ぜひ、お楽しみに!

宮原健太(フリージャーナリスト・記者YouTuber)

宮原 健太

ジャーナリスト、YouTuber

1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。YouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」ではバーチャルYouTuberとしても活動しており、日々のニュースを分かりやすく解説している。​

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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)

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