
2025.9.12更新(2022.03.02公開)
※直近回を追加
「ヘアサロン六法」とは
「法律は大切だけど、何を言っているのかわかりにくい」と思ったことはありませんか?
「ヘアサロン六法」では、美容専門学校で美容師法を教えている弁護士の松本隆さんが、美容室経営者の悩みにこたえる法律相談を連載しています。
※連載第1回は2022年3月。この記事では、直近の回から順に紹介します
70.お給料カットでトラブル発生!?一方的な賃金変更は危険がいっぱい!

「売上が落ちたから来月から基本給を下げます!インセンティブも廃止ね!」
なんてこと、サラッと決めちゃえると思っていらっしゃいませんか?
実はこれ、雇用契約の場合、とっても危険なんです。
今回は、美容室オーナーが全スタッフの給与体系を一律で変更したケースを見ていきます!
(2025.09.09.公開)
69.顧客名簿はお宝?元スタッフがスマホにコピーしたらどうすればいい!?~秘密保持義務と顧客情報流出リスク~

美容室で働いていたスタッフが退職直前に顧客情報をスマホにコピーして転職準備をしていたらどうします?
「うちのスタッフはそんなことしないから大丈夫♪」と思ったサロンオーナーの皆さん。
…本当にそうですか?
転職先や独立準備中のスタッフにとっては「次のお客さんリスト」になるので、顧客名簿は「お宝」です。そして、顧客情報の持ち出しは、場合によっては営業禁止命令(仮処分)につながります。
今回は「横浜地決・令和4年3月15日労働経済判例速報2480号18頁」をテーマにお送りいたします!
(2025.09.02.公開)
68.残業代440万円?「付加金」という倍返し制度

従業員の方から残業代の請求をされたことはありますか?
え?うちはされたことがないから大丈夫?
今回扱う事件、なんと請求された残業代は、220万円!
しかも「付加金」という倍返し制度まで絡んできて、経営者の顔が青ざめる案件に発展したのです…
(2025.08.06公開)
67.ぶつかりおじさんで学ぶ!暴行罪と傷害罪の違い

最近は自転車による大きな事故や高額賠償のケースが増えており、しかも、サロンのオーナーが責任を負う場合もあるため、決して他人事ではありません。
今回は、自転車事故の法的責任に加え、スマホ運転やイヤホン運転に関する罰則など、経営者として押さえておきたいポイントを解説します。
(2025.07.29公開)
66.従業員のミスで損害賠償したら、サロンから従業員に一部でも請求できるの?~求償のお話~

「従業員がしたミスをお店が持つっておかしくない?」って思ったことがある人、手を挙げて下さい!
そう、これは経営者としては切実な問題。今回のテーマは「求償(きゅうしょう)」、全国のサロン経営者の心の叫びに応える回です。
(2025.07.22公開)
65.パワハラ事例を見て裁判での証拠の大切さを感じてみよう!

過去にパワハラの記事を書いたのも、もう3年前。
月日が経つのは早いものです。
中小企業でも2022年4月からパワハラ防止措置が義務化されました。
(2025.07.15公開)
64.弁護士の直近のニュース解説!~外国人によるサロンの無免許営業~

たまには時事問題も取り上げてもいいのかなと思い、今回はニュースを取り上げます。
どうせ弁護士の私が書きますので、法律の観点からズバズバいじります。真面目だけじゃ眠くなりますからね!
(2025.07.08公開)
63.定額制サロンが法的トラブルに?特商法より怖い誤認リスクと返金トラブルの落とし穴!

最近はヘアサロンでも定額制(サブスク)の料金体系にするところが増えています。
経営者にとっては、リピーターを確保できる&安定収入につながるので魅力的な仕組みなのかもしれません。
ただ、定額制の内容や運用によってはトラブルにつながる可能性があります。
この記事では、美容室における定額制(サブスク)サービスの法的な注意点をわかりやすく解説します。
(2025.07.01公開)
62.試用期間中はクビにしやすい?美容師の試用期間と解雇のルール

「試用期間中のYさんの勤務態度が悪いのみならず、スタイリストとしての経験は5年であると言っていたのに2年しかなかったことが発覚しました。
そこで残念ながら、Yさんにはこの試用期間が終わった時点で辞めてもらいたいと思っていますが、解雇してしまっていいのでしょうか?」
実はこれ、大きな誤解です。
この記事では、美容師の試用期間に関する法的な位置づけと、解雇にあたって注意すべきポイントをわかりやすく解説します。
(2025.06.24公開)
61.美容室を悩ませる騒音・悪臭トラブル対応マニュアル

店舗の隣や下の階が飲食店や大きな音を出すお店である場合、騒音や悪臭によって営業に支障が出ることがあります。
「施術中にお肉のにおいが…」
「カラー中のお客様から騒音がうるさいというクレームが出るようになった…」
そんな状況で、どうやって法的に対応すればよいでしょうか。
この記事では、美容室やサロンの隣接施設による騒音・臭気トラブルについて、オーナーが取るべき具体的な法的アクションを解説します。
(2025.06.17公開)