経営・業界動向

田谷2025年3月期、純利益は6200万円の赤字 1億円の黒字見込みから一転

田谷の2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)は、純利益1億円を見込んでいたが、店舗の閉鎖などで6200万円の赤字となった。

今後は、既存のTAYAブランドのリブランディング推進やフリーランス向けブランドanoの拡大に注力し、業績回復を目指す。

売上高、営業利益、経常利益、純利益

2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)※単体

前回の発表予想から、売上高は3億円、利益はそれぞれ1億円の下方修正を行った。

売上高

前回発表予想57億5000万円
実績54億4400万円(前年同期比6.8%減)
増減額3億600万円減
増減率5.3%減

営業利益

前回発表予想1億6000万円
実績300万円(ー)※前年同期は営業損失2300万円
増減額1億5600万円減
増減率97.6%減

経常利益

前回発表予想1億4000万円
実績400万円(ー)※前年同期は経常損失2800万円
増減額1億3600万円減
増減率97.0%減

当期純利益

前回発表予想1億円
実績△6200万円(ー)※前年同期は当期純損失1億5800万円
増減額1億6200万円
増減率

主な取り組み

2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)は、中期経営計画「TAYA BX (Beauty Transformation) PROJECT」の最終年度に当たる。

黒字化や持続的な成長に向けて、トータルビューティーカンパニーへの変革、リブランディング、人的資本経営の推進に取り組んだ。

〇 2023年5月に立ち上げたフリーランス美容室anoについて、2024年4月に駒沢店、6月に心斎橋店をオープン。全4店舗となった

〇 自社オリジナル商品として「TAYA ヘアフレグランス」を4月に発売した

〇 TAYAのブランドリニューアルを5月の麹町店を皮切りに順次実施

〇 ヘアアイロンのレンタルサービス「ReCute」を、2025年3月よりTAYAハービスPLAZA ENT店に導入した

今後の予定

2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)は、以下の取り組みを進める。

〇 リブランディングを推進し、設備の充実度アップや高付加価値サービスの提供による営業力の強化を図る

〇 フリーランス美容師を取り込む組織整備を進める

通期の業績予想

2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)※単体

売上高

51億8000万円(前年同期比4.9%減)

営業利益

5000万円(ー)

経常利益

5000万円(ー)

当期純利益

2000万円(ー)

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タグ: 田谷決算