【山下拓馬が考える、これからの美容業界】 産業が機械化しても「気持ち」を店舗としてお客様に提供する

特集・インタビュー
【山下拓馬が考える、これからの美容業界】 産業が機械化しても「気持ち」を店舗としてお客様に提供する

証券ディーラー、個人投資家を経て、美容室オーナーとなった山下拓馬さん。2015年6月に1号店をオープンした「CIEL(シエル)」は、創業から5年が経つ現在では全国に30店舗を展開している。

Twitterの個人アカウント「山下 拓馬(ヤーマン)@yahman6630」は、山下さんの経営哲学や投資論に惹かれる3万人ものフォロワーを擁する。

このアカウントに山下さんが投稿した【これからの美容業界について】を紹介する。

※この記事は山下さんの了解を得て、一部修正の上、掲載しています

– – – – –

様々な業界が機械化されていく。それは美容室も例外ではないと思う。

僕が思う美容室における機械化は、オートシャンプー(これは既にある)、カラー染めはオートシャンプーの機能が発達して出来るようになると思う。カットも機械で出来るようになると思う。

– – – – –

機械化については飲食業界が先行しているので、「機械と人間の棲み分け」を参考にする

寿司業界で分かりやすいのは、スシローやくら寿司といった機械を上手く活用して最後は人の手で行っている会社と、価格は上がるが最後まで人の手でしている寿司屋との違いなどだ。

– – – – –

寿司職人も美容師も同じ職人。作りたい物を作るのではなく、客が一定数求めるジャンルを会社として提供する

美容室としての本質《可愛く、カッコよくなりたい。気分を変えたい。》を見失わず、かといってお客様の全てに応えるわけでもなく特化させる

– – – – –

会社として、美容室として、昔から変わらない美容室の仕組みから変わるべきタイミングで変わらないと取り残され淘汰される。

僕は良い意味で「こだわらない経営」をしていきたい。アンテナを張り続け、流れを先読みし素早く行動に移す。

– – – – –

大事にしたいのは、機械が出来ない「ヒト」としての部分。

カウンセリングや最後のお見送り。「気持ち」という部分を如何にその店舗としてお客様に提供できるのかが大切になってくる。

もちろん、今は機械が追い付けていない、人の提供するカットやカラーの技術力も大切だ。

– – – – –

山下 拓馬
やました たくま/OXY(オクシー)株式会社代表取締役
1985年石川県生まれ。大学を卒業後、証券会社に入社。その後、個人投資家に転身。2015年6月、大阪に「CIEL」1号店をオープンし、現在は全国に30店舗を展開。
▽CIEL公式サイト=https://oxy-inc.co.jp/
▽Twitter=山下 拓馬(ヤーマン)@yahman6630

関連キーワード

注目キーワード

新着記事一覧   トップページ  
Top