Agu.のAB&Company、マザーズ上場承認 11月19日上場へ

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Agu.のAB&Company、マザーズ上場承認 11月19日上場へ

業務委託サロン最大手の「Agu.」を展開するAB&Companyは、2021年10月15日付で、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場を東京証券取引所より承認されたと発表した。

上場日は、2021年11月19日(金)を予定している。

全国655店舗展開の最大手業務委託サロン

AB&Companyは2009年2月創業、2018年2月20日設立。美容室の直営、フランチャイズ運営、インテリアデザインを手がけている。

2020年10月期の業績は、売上収益96億3000万円(前年同期比10.7%増)、営業利益11億400万円(同4.1%増)。

北海道から沖縄まで全国に店舗網を広げており、2020年10月期における店舗数は528店(直営219店、FC309店)、スタイリスト数が3015人(直営1227人、FC1788人)、来店客数は延べ312万1352人(直営149万3565人、FC162万7787人)。

コロナ禍においても出店の勢いは止まらず、2021年9月30日時点で、直営242店、FC413店の計655店となっている。

スタイリストが「真に満足して働ける」環境を

AB&Companyはかねてより上場を視野に入れており、2018年3月には、投資ファンドのCLSA Capital Partnersと資本提携を行った。以降も、美容師で創業者の市瀬 一浩氏が代表を務めている。

なお、同社はマザーズ上場承認を受け、次のようにコメントしている。

「当社グループは2009年の創業以来、低賃金・長時間労働・高離職率が常態化している美容室業界の変革を目指してまいりました。お客様と対面するスタイリストがやりがいと充実感を持って働けてこそ初めて、その先のお客様に幸せを提供できるものと考え、今後も『スタイリストが真の意味で満足して働くことのできる環境作り』に真摯に取り組み続けることで継続的な成長を実現してまいります」

美容室の上場は6社目

全国で25万を超える店舗数がありながら、上場企業は数えるほどしかない美容室。

現在の上場企業は、東証一部がキュービーネットホールディングスと田谷、JASDAQがヤマノホールディングス、アルテ サロン ホールディングス、エム・エイチ・グループ。

厳密には、2017年に上場廃止したアデランスも、病院内限定で「ヘアサロンこもれび」を展開しているが、メインは植毛やウィッグ事業のため、美容室の上場企業となると上述の5社だ。

AB&Companyが11月19日にマザーズ上場を果たせば6社目の上場となる。資金調達力と信用が増すことで新たにどんな展開を見せるのか、目が離せない。

株式会社AB&Company(エービーアンドカンパニー)
設立日:2018年2月20日(2009年2月創業)
代表者:代表取締役 市瀬 一浩
本社所在地:東京都新宿区新宿二丁目16番6号 新宿イーストスクエアビル6階
事業内容: 「Agu.」ブランドを中心とした直営店舗の運営、フランチャイズ運営、インテリアデザイン
企業サイト: https://ab-company.co.jp/
サービスサイト:https://agu-hair.com/

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