②大腿直筋（だいたいちょっきん）

大腿直筋とは

大腿直筋（だいたいちょっきん）は太ももの前側についていて、腰のつけ根から膝まで続いている大きな筋肉です。股関節を動かしたり、膝を伸ばしたりするときに使われます。

骨盤についているので、この部分が硬くなると骨盤を前傾させてしまいます。

大腿直筋「つま先に手をかける→膝を曲げる」

１）つま先に手をかける

片膝をイスに乗せ、つま先をグッと引っぱってください。膝を曲げて引っぱることで、太ももの前側を伸ばすことができます。

お尻とかかとがつくぐらい曲げてやると、太ももの前の部分がよく伸びているのが実感できます。

２）膝を曲げる

イスにのせた足を身体の側に引きながら、床についた足の膝を少しずつ曲げて、身体を前に倒していきます。

膝を曲げるときは、反動をつけて強く曲げないように注意してください。呼吸をととのえながら、ゆっくり行うのがポイントです。

ゆっくり曲げ終わったら、その姿勢を５秒ほどキープしてください。

今日のまとめ

今回は、身体の前側についている筋肉である「腸腰筋（ちょうようきん）」「大腿直筋（だいたいちょっきん）」のストレッチでした。

前側の筋肉が硬くなっていると、骨盤が前傾しにくいそり腰の原因になり、腰痛を引き起こしてしまいます。腸腰筋や大腿直筋をストレッチでやわらかくして、腰痛の緩和やそり腰の改善をめざしましょう！

週に１回でも効果は出ますが、週に３回やれば、なお効果が出ます。サロンワークの前後やすきま時間にぜひ試してみてください。

次回、連載第２回「腰痛 予防エクササイズ前編」は1月25日（火）公開です。毎週アップしていくので、一緒に続けていきましょう！

以上、バズーカ岡田でした！

■ 連載
→ 「バズーカ岡田の最強ストレッチ＆エクササイズ」の記事一覧を見る

■ 前回の記事
→ 1.【腰痛対策/ストレッチ前編】

■ 読者アンケート
→ バズーカ岡田さんへの質問大募集　※抽選で豪華プレゼント

バズーカ岡田（岡田隆）

日本体育大学体育学部教授/理学療法士

日本オリンピック委員会科学サポート部門員/日本ボディビル＆フィットネス連盟ジュニア委員長/株式会社ジムガレージ取締役
1980年生まれ、愛知県出身。日本体育大学体育学部卒業、日本体育大学大学院体育科学研究科修了（体育科学修士）、東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。トレーニングは「心と体を鍛えるもの」をポリシーに、自らも選手・ボディビルダーとして活動しつつトレーニングを指導。骨格筋評論家として「ホンマでっか!?TV」などメディア出演多数。自身がプロデュースするジム「STUDIO BAZOOKA」、ボディケアスタジオ「ACTIVE RESET」を運営。
▽STUDIO BAZOOKA＝studiobazooka.com
▽ACTIVE RESET＝activereset.com
▽YouTube＝バズーカ岡田の筋トレラボ

監修／岡田隆（バズーカ岡田）、八角卓克　構成・編集・取材／大徳明子　取材・文／大山くまお　撮影／上米良未来