5月に開催されたビューティーワールド ジャパンのセミナーステージは、約100人の観客席が埋まり、立ち見も出る盛況ぶりだった。
ビューティーワールド ジャパンでは毎年恒例となっている新井氏のステージだが、展示会の中でも屈指の人気を保ち続けている。
この日最初のスタイルは、普段のサロンワークに取りこみやすい比較的簡単な編みおろしアレンジ。
丁寧に解説しながら、「サロンワークでは、早くつくることと、絶対に壊れないことが大事。あとは美容師さんが『今日も楽しくできた』と思えることも大事」と信条を語った。
二つ目のスタイルは、わずか10分ほどの早業で仕上げた。
難しそうに見えるアレンジも「プラモデルをつくるみたいに、ちゃんと考え抜いてデザインがされていれば、順番につくるだけで誰でもできちゃうんです」とさらりとコツを述べた。
ヘアショーや展示会などのリアルイベントが、じょじょに戻ってきた美容業界。機会があればぜひ、その目で直接レジェンドのテクニックをご覧いただきたい。
文／杉野碧