ビューティガレージ、初の国産スタイリングチェア「Japanシリーズ」

プロダクト・技術
ビューティガレージ、初の国産スタイリングチェア「Japanシリーズ」

ビューティガレージは2022年11月15日より、自社初となる国産スタイリングチェア「Japan series(ジャパンシリーズ)」の発売を開始した。

座面のレザーを126種類から、台座にあたるベースは13種類から選べる“セミオーダーメイドの国産品”を、5万円前後で提供する。

圧迫感のないコンパクト&ミニマル

Japanシリーズは、近年のトレンドであるミニマルなデザインに仕上げており、なめらかな曲線美や薄型ならではの軽やかさが特徴だ。

ラインナップは、背もたれの低いミニマムサイズの「J-219」、ステッチの効いたデザインの「J-501」、背もたれもサイドも小さく丸い形が際立つ「J-908」の3種。

シート幅が43〜45.5cm、ひじかけを含む全体幅が60〜62.5cmとコンパクトで、セット面に並べて置いても圧迫感がない。

レザー126種類×ベース13種類のセミオーダーメイド

レザーはすべて日本製。本革風レザー114色、布のような風合いのファブリック調レザー12色の計126色にのぼる豊富なカラーバリエーションから選べる。

ビューティガレージ初の国産スタイリングチェア「Japaneseシリーズ」
ビューティガレージ初の国産スタイリングチェア「Japaneseシリーズ」のカラーバリエーション
本革風レザーが114色㊧、ファブリック調レザーが12色㊨ 計126色の豊富なカラーバリエーション

ベース部分も、5本脚や丸盤、電動ベース、ブラック、ホワイトなどの形と色をそろえている。

好みの使用感やサロンのイメージに合わせて組み合わせられるセミオーダーメイド。ちょっとリッチで遊び心のあるスタイリングチェアシリーズだ。

レザーの色見本を見る

ミニマムな「J-219」

ビューティガレージ初の国産スタイリングチェア「Japaneseシリーズ」

「J-219」はミニマムサイズで圧迫感がなく、丸い形状がやわらかい印象をあたえるデザイン。背もたれが低く、ロングヘアのお客さまの施術もスムーズに行える。販売価格は4万9500円(税別)から。

▽全体サイズ:幅62×奥行55×高さ72.5~73.5cm
▽座面サイズ:シート幅43.5 × シート奥行40 × 座面高47~58cm

「J-219」をCHECK(EC)

ステッチの効いた「J-501」

ビューティガレージ初の国産スタイリングチェア「Japaneseシリーズ」

「J-501」は、ひじかけと背もたれの境界にステッチを入れてメリハリを出している。背面の丸みとサイドの曲線がきれいに浮き出るデザイン。販売価格は5万1500円(税別)から。

▽全体サイズ:幅60×奥行58.5×高さ82.5~93.5cm
▽座面サイズ:シート幅43 × シート奥行42 × 座面高48~59cm

「J-501」をCHECK(EC)

丸い形が際立つ「J-908」

ビューティガレージ初の国産スタイリングチェア「Japaneseシリーズ」

背もたれもサイドも小さくした「J-908」は、丸い形が際立つ一体感のあるデザイン。正面は平らなため、見る角度によって印象が変わり、いろいろな表情が楽しめる。販売価格は5万1500円(税別)から。

▽全体サイズ:幅61.5×奥行60×高さ74.5~85.5cm
▽座面サイズ:シート幅45.5 × シート奥行41 × 座面高47.5~58.5cm

「J-908」をCHECK(EC)

軽量で型崩れしにくいモールドウレタン

Japanシリーズの特徴である柔らかみのある美しい曲線の秘密は、モールドウレタンフォームにある。

成分や配合比率をより硬くなるように調整したウレタン液を、金型に注入して成形したもの。軽くて密度が高いため、型崩れしにくく耐久性にも優れている。

ビューティガレージ初の国産スタイリングチェア「Japaneseシリーズ」
印象的な美しい曲線も、Japanシリーズの魅力

主力カテゴリーに待望の国産品

ビューティガレージが自社規格のスタイリングチェアを発売したのは創業の翌年、2004年のことで、初期から主力とするカテゴリーだ。

高額な新品をディーラー経由で購入するのが当たり前だった理美容業界に、「デザイン性と低価格を両立したスタイリングチェアを、ECサイトと全国ショールームのオンライン・オフラインで販売する」という戦略で切りこみ、大きな支持を集めた。

その後もスタイリングチェアやシャンプーユニットの自社規格品で売上のベースをつくり、業績を右肩上がりに伸ばしてきたという経緯がある。

ビューティガレージの創業からの業績推移
創業からの業績推移。2013年に東証マザーズ(現・グロース)、2016年に東証一部(現・プライム)へ上場。2017年に売上高100億円、2021年に200億円を突破

ビューティガレージのスタイリングチェアは、商品企画とデザインを自社で行い、生産は中国や韓国を拠点とし、販売については自社ECサイトでの直販を軸とすることで品質の担保とコストダウンを両立。現在は全44モデルを展開している。

しかしながら、世界的なコンテナ不足や物資不足、急速な円安などへの対応が急務であることから、新たなサプライチェーンの構築を目指し、国産品を開発したという。受注生産であり、輸送の負荷を低減するため、環境にもやさしい。

「Japanシリーズ」は随時、ラインナップを拡充していく。より高品質で高付加価値な商品のニーズに応えていく考えだ。

「Japan series」を特設サイトで見る

文/大徳明子

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