CSR活動にも取り組むサロンオーナー　若林紀元さん

若林 紀元（わかばやし・のりもと）さん

FILMS 代表

山梨県のサロンに勤務後、表参道の有名サロン2店舗を経て独立。2017年に「FILMS」を銀座にオープンし、現在は新宿、渋谷、芝浦、柏に店舗を展開中。FILMSでは社内にCSRチームを設け、環境問題をはじめとする社会貢献活動に取り組んでいる。

①「エシカルビューティー」に取り組むオリエンステラ

国産オーガニックなヘアケア商品を展示

まず向かったのはエシカルビューティーのブース。環境や社会に配慮したヘアケアブランド「オリエンステラ」を展開している。現役の美容師としても活動する佐藤公祥さんが9年前に立ち上げた。

ブースには、日本人の髪質に合わせて、日本製のオーガニックな素材にこだわったシャンプーやコンディショナーなどのヘアケア商品が並ぶ。どれも佐藤さんの美容師としての目線がいかされたものだ。

「（環境に配慮した製品は）どうしても自分たちが求める使用感と乖離（かいり）が生まれがちですが、毎日髪を触っている美容師が納得する製品を作っているところがすごいですね。それが一番お客さん目線に立っていると思います」と若林さん。自身も社会貢献活動をしているだけあって、環境に配慮したオリエンステラの製品に興味津々だった。

おしゃれさも大切な要素

若林さんは「中身が注目されがちなエシカル商品ですが、デザインもとても大事」と指摘する。その上で、オリエンステラのヘアケア商品については「めちゃくちゃおしゃれですね」と絶賛。ボトルがすべて佐藤さんの手によるデザインだと聞いて驚きを隠せなかった。

②オーガニックな白髪染め「ヘナ」のグリーンノート

植物成分100％で白髪を染める

「ヘナ」とはインドで古くから親しまれているハーブの一種。植物の色素で白髪を染めるのに使われるほか、髪のタンパク質を補修するトリートメント効果もあり、注目を集めている。グリーンノートは、エコサートオーガニック認証を受けたヘナ「オーガニータ」を輸入・製造・販売している。

頭皮が弱い人にもおすすめ

グリーンノートの文野薫企画・デザイン室長によると、白髪だけでなく、なかなか直らないくせっ毛に悩んでいた人や、長年ヘアカラーを使ってきたものの、薬剤の影響で頭皮がピリピリして使用を止めてしまった人が、ヘナを使うことでハリとツヤのある髪と健康的な頭皮になったという使用例が数多いとのこと。

FILMSでもヘナを使用している若林さんは、自身も頭皮がけっして強くはないそうで、白髪が増えたらヘナで染めるつもりだという。