Ash・辻あき子ディレクターの挑戦「誰かの未来を作る1日目の日に」

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Ash・辻あき子ディレクターの挑戦「誰かの未来を作る1日目の日に」

5月8日に東京ドームシティで開催された「UNITED DANKS HAIR SHOW 2019」。美容学生の採用活動を主な目的として、一般社団法人ユナイテッド・ダンクス・インターナショナルに加盟する8サロンとゲスト1サロンがヘアショーを行った。

「UNITED DANKS HAIR SHOW 2019の記事はこちらから

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Ash辻あき子ディレクター

ショー全体をディレクションするのは今回が初めてだったという、辻あき子ディレクター(会場となった東京ドームシティホールのバックヤードにて)

ヘアショーの幕開けを飾ったのは、Ashのステージ。ディレクションを手がけた辻あき子さん(Ash鶴ヶ峰2号店/ディレクター)は、同社のクリエイティブチームに所属し、コンテストでも好成績を収めてきたが、ショー全体をディレクションするのは今回が初めてだったという。

ショーのテーマは『INTERACTION(相互作用)』。「リアルヘアと異素材が掛け合わされたことで、新しいデザイン、価値観、女性像が相互作用により誕生した」(辻あき子ディレクター)。

Ashヘアショー「相互作用」がテーマの作品

ワイヤーでつくったヘッドピース

Ashヘアショー「相互作用」がテーマの作品

異素材でつくったヘッドピースと、リアルな身体の一部である髪との相互作用によって新しいデザイン、価値観、女性像が生まれる

Ashヘアショー

毛の小さいパネルを一つひとつ積み重ね、集合体で作りあげた作品。様々な髪色のパ-ツが集まり、その相互作用で大きなシルエットの作品に

DANKSヘアショーのAshのステージ

Ashのクリエイティブの世界観を体現するように、モデル15人がランウェイを披露

「新しい表現に挑戦したことに加え、“裏テーマ”として、参加するスタッフにもクリエイティブの楽しさを味わってもらう、ということがありました」(辻あき子ディレクター)。

このため、アシスタント2、3年目などの若手スタッフにも間口を広げた。ショーの約1カ月前から本番当日まで、準備を通してクリエイションの楽しさを味わってもらうということを意識したという。

「16年前、私自身は同じサロンの先輩にお願いしてクリエイティブの現場について行かせていただきました。当時はまだバックステージのごみ拾いをしたり、モデルの肩を揉んだりすることぐらいしかできませんでしたが、その1日目があったからこそ今日のこの日に繋がったと思っているので、今回のヘアショーをきっかけとして、誰かの未来を作る1日目の日となればいいなと思います」

辻さんの真摯な想いのこもったディレクター初舞台、参加したスタッフ、観客席の美容学生は何を感じたのだろうか。

「私自身は初めてのディレクションを通して、また新たな挑戦に向かう1日目となったと思います」

未来を見すえる辻さんの視線は、次のステージに向かっている。

 

◆ディレクタープロフィール

辻あき子(Ash鶴ヶ峰2号店/ディレクター)
主な受賞歴として、BAH(Beauty Hair dressing Award)アップコンテスト優勝、ウエラトレンドビジョンアワード ジャパンファイナリスト、JAPAN CUPアップ部門準優勝。社内カットコンテスト優勝他、コンテスト受賞歴多数。

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