ジェイフロンティア2023年5月期 4割の大幅増収、18億円の赤字

経営・業界動向
ジェイフロンティア2023年5月期 4割の大幅増収、18億円の赤字

オンライン診療や医薬品宅配などのメディカル事業を主体としながら、オーガニックヘア&ボディケアブランド「LILAY(リレイ)」を展開するジェイフロンティア

2023年5月期決算(2022年6月~2023年5月)の売上高は4割増の168億4400万円、先行投資のため営業損益は18億1600万円の赤字だった。

ジェイフロンティア2023年5月期決算

通期計画の売上高166億6900万円、営業損益△20億2800万円に対し、売上高は達成率101%、営業損益は赤字幅を2億1200万円縮小と上々の業績だった。

赤字を抑えられた要因については、広告投下により効率的に顧客を獲得できたためとしている。また、2024年5月期は黒字化を見込んでいる

2023年5月期決算(2022年6月1日~2023年5月31日)※連結

売上高

168億4400万円(前年比41.8%増)

営業損益

△18億1600万円(―)

経常損益

△18億4100万円(―)

親会社株主に帰属する当期純損益

△18億9900万円(―)

※包括損益 △18億6700万円(―)

セグメント別の業績概要

「いつでも・どこでも・誰でも、医師・薬剤師と繋がり、薬が受け取れる社会を実現する」をコンセプトとするSOKUYAKU事業をメインに据え、ヘルスケア領域へも積極的に投資を行っている。

売上高
(百万円)
セグメント利益
(百万円)
メディカルケアセールス事業7,675
(53.9%増)
△1,098
(―)
ヘルスケアセールス事業4,110
(35.1%増)
△28
(―)
ヘルスケアマーケティング事業5,058
(31.6%増)
39
(4.8%増)

2月には、独自のナノカプセル、ナノバブルの処方を採用した美白スキンケアブランド「SOKUYAKUビューティー」を発売した。

ジェイフロンティアの「SOKUYAKUビューティー」構想
日本初の処方を採用した「SOKUYAKUビューティー」(決算説明資料より引用)

また、美容室のオリジナル商品を買収した「LILAY」については3商品を発売して、ラインナップを拡充した。

4月に、頭皮と美髪のためのオールインワン美容シャンプー「+By lilay バイタルクリームシャンプー」を投下。7月には、双子のモデルEmaEriとタイアップした「LILAY アロマティックバーム」を上市。人気商品の「LILAY トリートメントバーム」に新しい香りとして、オリエンタルゼラニウムの「同GE」を追加した。

LILAY アロマティックバーム
LILAY トリートメントバーム GE

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通期の業績予想

2024年5月期については、売上高は2割増の205億9800万円を予想。また、営業利益については、18億円の赤字から1億300万円の黒字を目指す。

2024年5月期(2023年6月1日~2024年5月31日)※連結

売上高

205億9800万円(前年比22.3%増)

営業利益

1億300万円(―)

経常利益

6700万円(―)

親会社株主に帰属する当期純利益

2900万円(―)

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文/大徳明子

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