大村美容ファッション専門学校、地元被災地へ寄付するチャリティー美容イベント 学生と卒業生がチームで施術

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大村美容ファッション専門学校、地元被災地へ寄付するチャリティー美容イベント 学生と卒業生がチームで施術

学生と美容師がチームとなり、学生はプロの技術を学びながらアシスタントを務めた

ここ数年、記録的な豪雨が続く九州北部。福岡でも大雨災害の被害が起きている。

福岡・中央の大村美容ファッション専門学校は、地元の被災地へ寄付するため、チャリティー美容イベント「OMULA WORLD VISION(オオムラワールドビジョン)」を2023年11月3日に開催した。

学生と卒業生がチームに! 1メニュー1,000円で提供

チャリティー美容イベント「OMULA WORLD VISION」は、在校生と卒業生である美容師が協力して、カットやヘアカラー、トリートメントなどを1メニュー1,000円で提供するというもの。売上金はすべて福岡県内の豪雨被災地に寄付される。

学校として地域に貢献したいという思いから実現した今回のイベント。理念に賛同し、地元の福岡はもちろん、東京からも卒業生が駆けつけた。卒業生17名がメインの技術者を務め、学生58名はアシスタントとなり、チームで施術を行った。

OMULA WORLD VISIONに参加した美容師
仕上がりのレベルの高さに感激し、後日学校へ電話をして御礼を伝えた人もいたそう

学生がプロの技術を学ぶ機会に

会場となったのは、福岡・中央にある同校の実習サロン「O.designs」。学校関係者のみならず、誰でもメニューを体験できるようにした。子どもから高齢者まで幅広い層からの参加希望があり、受付からすぐに予約の枠が埋まったという。

当日、学生は卒業生の指示でカラー剤を塗布したり、シャンプーやブロー、掃除などのアシスタント業務を務めた。学生にとっては、間近でプロのテクニックを見られただけでなく、お客さまとのコミュニケーションの取り方を学ぶ機会となった。

OMULA WORLD VISIONに参加した学生
アシスタントとして懸命に働く学生たち

学生からは、「あんなに練習したのに、カラーの塗布が全く追いつけず悔しい」「カットの早業に驚いた」という率直な感想が寄せられた。現役美容師として活躍する卒業生から、多くのアドバイスをもらったという。

146名が利用、来年は規模を拡大

この日、会場に足を運んだ利用客は146名。チャリティーに興味がある人だけでなく、地元が好きな人、東京のサロンの技術を体験したい人などさまざまな動機を持つ人が集まった。

OMULA WORLD VISIONに参加した美容師と学生
卒業生のフィードバックやアドバイスを熱心に聞く学生たち

当日の売り上げは募金と合わせて27万8200円に上った。「また参加したい」という声が多数あったため、大村美容ファッション専門学校では来年度も日程を増やして開催する予定だ。

編集・文/大徳明子、青木麻実

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