困った時の15秒動画コミュニティ「soeasy（ソーイージー）」を運営する株式会社soeasy（東京都品川区、中野慧代表）が、美容サロン向け動画トレーニングに特化した「soeasy buddy for beauty」をリリースしたことを先日ご紹介しました。
そのsoeasyが、業務用ネイルプリンター「INAIL（アイネイル）」を提供する株式会社BIT（東京都渋谷区、木下靖堂代表）と事業提携。
ビューティテック（美容×新技術）の領域で活躍するスタートアップ企業2社が協力し、慢性的な人材不足の問題を抱え、働き方改革が進む美容業界の生産性を向上する取り組みを開始します。
ネイルシールではなくプリント！まるで年賀状を印刷するインクジェットプリンター？
INAILのネイルプリンター㊨とINAILによるアートネイル
指1本あたり15秒で自動的にネイルアートが完成
ネイルの時短ツールと言うと、ネイルシールを思い浮かべる方も多いと思いますが、INAILはシールではなくプリンターです。
イメージとしては、年賀状の印刷などに使うインクジェットプリンター。INAIL本体の小窓に指を差し込むと、ハガキに色がどんどん載せられていくように、爪にジェルが載せられてアートが描かれていきます。
爪の形は人によって様々なため、INAILは爪の位置や形を3次元で認識して自動でアートを描きます。そのスピードは指1本あたり、わずか15秒というから驚きです。
毎月新しいアートデザインをオンライン配信
デザインの選択や組み合わせはタッチパネル式なので直感的に楽々操作。横幅42cmで場所を取らない
自動ということで決まったパターンしかないのでは？という方も心配ご無用。アートデザインはオンラインで配信され、毎月新しいデザインが登録されるため、その時々のトレンドを取り入れられます。
デザインを組み合わせることで、世界にたったひとつのネイルデザインの提案も可能です。同一デザインを複数店舗で利用することもできます。
つまり、ネイリストのいない美容室であっても、INAILのプリンターと付属品をそろえるだけで簡単にネイルメニューを導入できるというわけです。
美容室の待ち時間にアシスタントがネイルを担当して生産性アップ！
INAILのインクカートリッジ㊧と専用のプリントベース。年賀状を印刷するようにネイルアートを自動的に仕上げてくれるためネイリストがいなくてもネイルメニューを導入できる
アートの美しいジェルネイルですが、従来は「技術の高さ」と「施術時間の長さ」が導入のネックになっていました。熟練度の高いネイリストを雇用しなければならず、施術時間が長いため、コストが高すぎるとの経営判断を下した美容室もあるかと思います。
その点、自動でアートを描くネイルプリンターなら、アシスタントでも操作できるため、生産性が上がります。また、忙しいお客さまにとっても指1本15秒で済むのはメリットです。
美容室にとっては、待ち時間のプラスメニューとして提案することで「客単価アップ」が見込めます。また、ジェルネイルは3～4週間に一度のメンテナンスが必要となるため「来店頻度の向上」につながります。
こうした点が支持を集め、INAILの導入企業（サロン）はすでに400社を超えているそうです。
美容サロン向け動画トレーニング「soeasy buddy for beauty」との提携でさらに教育コストが減少
‟生活の裏技”が集まる15秒動画コミュニティ「soeasy」㊧と、soeasyの知識共有ノウハウを活用して美容サロン向け動画トレーニングに特化した「soeasy buddy for beauty」
「時間」や「人的コスト」が必要となる施術工程を自動化するINAIL。さらに今回の事業提携で、動画共有とSNS機能を備えた「soeasy buddy（ソーイージーバディ）for beauty」を利用した教育や情報共有が可能になります。
「soeasy buddy for beauty」のアプリを入れたスマートフォンさえあれば、いつでもどこでもINAILのオペレーションや技術講習の動画を見ることができます。また、毎月配信される新デザインの情報共有もスムーズにできます。
美容室向けトレーニングメニューの例。技術マニュアル（施術）、業務マニュアル（清掃や電話対応）、勉強会動画の共有、お役立ち情報やよくある質問集まで。これをINAILでも活躍する
営業時間外に集合講習をすることなく、全国のサロンへの均質なサービスを提供できるため、慢性的な人手不足に悩み、働き方改革が進む美容業界の生産性向上、教育方法の見直しにうってつけです。
株式会社soeasyと株式会社BITの2社は今回の提携を機に「soeasy buddy for beauty」「INAIL」のどちらか一方だけを利用しているサロンにはもう一方のサービスについても紹介していくとのこと。「soeasy buddy for beauty」は8月にリリースしたばかりですが、すでに100店舗のサロンが導入予定。「INAIL」も導入企業が400社を超えて増加中といいます。
両社のビューティテックが掛け合わさることで、美容サロンの生産性向上、教育の効率化が一層進むことになりそうです。
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⇒東京：2019年11月19日(火) 、2020年1月28日(火)、3月24日(火)
⇒大阪：2019年10月17日(木)、11月25日(月)、2020年2月3日(月)、3月9日(月)
⇒名古屋：2019年10月24日(木)、11月18日(月)、2020年1月20日(月)、3月16日(月)
※キャンセル待ちの回もございます
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