
全国で舌戦が繰り広げられた参院選が7月20日に投開票されました。
その結果は現在進行形で政治に大きな影響を及ぼしています。
今回の「週刊タイパニュース」では、参院選の結果について解説していきます。
自民党と公明党が惨敗する結果に
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動している宮原健太です。
7月20日に参院選が投開票され、その結果が明らかになりました。
皆さんが投票した候補が当選した人もいれば、落選してしまった人もいるかと思います。
その参院選の結果ですが、与党である自民党と公明党は惨敗する結果となり、日本の政界に激震が起きています。
これからの政治は一体どうなっていくのでしょうか。
参院選の詳しい結果は?
まず、選挙の結果を振り返っていきましょう。
第87回で解説した通り、今回の自民党と公明党の必達目標は参議院における過半数の維持でした。
両党で50議席を割ってしまうと過半数割れとなってしまうわけですが、結果は自民と公明、そして与党系の無所属候補を入れても48議席。
衆議院だけでなく、参議院でも与党が過半数割れとなり、野党の協力を得なければ法案も予算案も通すことができない、非常に不安定な状態となってしまいました。

大きく議席を伸ばした政党も
一方で大きく議席を伸ばしたのが国民民主党と参政党です。
国民民主党は「年収の壁」引き上げなどの議論で国会でも存在感を出していましたが、改選前の4議席と比べると、4倍以上の17議席に。
そして、選挙戦の中で大きく注目された参政党は改選前の1議席から14議席となり、新興政党とは思えない急伸をしました。(議席数は非改選分を除く)
石破政権の退陣を求める声があがる
一方で、野党第一党の立憲民主党は改選前から議席が増えない、22議席となりました。
政権批判の受け皿になりきれていないという課題が浮き彫りになっています。
しかし、何より激震が走っているのが、大きく議席を減らした自民党と公明党。
石破首相の退陣を求める声も与党内からあがってきました。
次回も政治の動きについて、さらに解説していきます!
ぜひ、お楽しみに!

宮原 健太
ジャーナリスト、YouTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。YouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」ではバーチャルYouTuberとしても活動しており、日々のニュースを分かりやすく解説している。
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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)
