売上高・営業利益ともに過去最高の日華化学 化学品事業・化粧品事業ともに堅調

経営・業界動向
売上高・営業利益ともに過去最高の日華化学 化学品事業・化粧品事業ともに堅調

日華化学の2025年12月期第2四半期(2025年1月1日~6月30日)は、化学品事業、化粧品事業ともに増収増益で過去最高の売上高、経常利益・当期利益は為替の影響を受け減益となった。

要因として、化学品事業で中国を中心に高付加価値EHD関連製品売上高比率の向上や新規ビジネス獲得による売り上げ伸長、化粧品事業で主力ヘアケアや新商品の拡販などが挙げられる。

売上高、営業利益、経常利益、純利益

2025年12月期第1四半期(2025年1月1日~2025年6月31日)※連結

売上高

271億8000万円(前年同期比4.4%増)

営業利益

19億3500万円(前年同期比19.0%増)

経常利益

17億5200万円(同12.7%減)

親会社株主に帰属する四半期純利益

9億9700万円(同18.1%減)

セグメント別売上高の概要

事業売上高
(百万円)
セグメント利益
(百万円)
化学品19,602
(2.2%増)
2,106
(13.5%増)
化粧品7,337
(9.4%増)
818
(21.3%増)
その他240
(60.3%増)
39
(ー)

※()内は前年同期比

主な取り組み

2025年12月期第2四半期(2025年1月1日~2025年6月30日)は、2023年に開始した3カ年中期経営計画を元に、事業構造の転換やメリハリのある投資、生産性改革などに取り組んだ。

○ 化粧品事業拡大のため、新工場建設(4月着工)、投資資金調達のためシンジケートローン契約を締結(5月)

○ TBS系SDGsプロジェクト「地球を笑顔にする広場」にて「ネオクロマト加工」のワークショップを実施(5月)

デミ コスメティクスが、頭皮かゆみを抑制する成分を発見(6月)

今後の予定

なお、2025年12月期第3四半期(2025年7月1日~9月30日)は、以下の取り組みを進める。

○ スカルプケアブランド「DEMI DO(デミドゥ)」から女性のエイジングによる多面的な悩みにアプローチする新ラインを発売(7月)

デミ コスメティクスが発見した頭皮かゆみを抑制する成分を配合した、頭皮悩みを抱えた人向けスカルプケア商品の開発を目指す

通期の業績予想

2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日)※連結

売上高

570億円(前年同期比5.4%増)

営業利益

36億円(同2.3%増)

経常利益

34億円(同14.5%減)

親会社株主に帰属する当期純利益

24億円(同12.9%減)

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