
ジェイフロンティアの2026年5月期第1四半期決算(2025年6月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比7.9%減の50億505万円となった一方、本業のもうけを示すEBITDAは前年同期比5.6%増の1億2454万円となり、減収増益となった。
営業損失は前年同期の3408万円から1723万円へと縮小、経常損失は前年同期の4308万円から498万円へと改善した。
売上高、EBITDA、営業利益、経常利益、純利益
2026年5月期第1四半期決算(2025年6月1日~2025年8月31日)※連結
売上高
50億505万円(前年同期比7.9%減)
EBITDA
1億2454万円(同5.6%増)
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費+無形資産償却費
営業利益
△1723万円(ー)
経常利益
△498万円(ー)
親会社株主に帰属する当期純利益
△3602万円(ー)
セグメント別売上高の概要
事業 | 売上高(千円) | EBITDA(千円) |
メディカルケアセールス | 1278621 (△19.7%) | 77880 (△17.2%) |
ヘルスケアセールス | 1411911 (△11.9%) | 142010 (68.3%) |
ヘルスケアマーケティング | 2309972 (3.5%) | 19749 (△37.2%) |
メディカルケアセールス事業については、一部主力商品の一時的な原料不足により広告投資を抑制、売上高の伸びが限定的になった。
ヘルスケアセールスについては、広告効率を重視した顧客獲得戦略を継続し、定期通販顧客の継続率が良好に推移したことがEBITDAの増加に貢献した。
主な取り組み
2026年5月期第1四半期(2025年6月1日~2025年8月31日)は、以下に取り組んだ。
〇 オンライン診療・オンライン服薬指導のアプリ「SOKUYAKU」、 外部サイトとのID連携APIをリリース。第一弾として保険サービス「よつば」とID連携開始(7月)
○ トレーニング系ブランド「FINESPORTS」から冷感×香りを楽しむ「アイスバーム 40g」が新発売(7月)
○ むくみ・水太りに効く漢方薬「防已黄耆湯顆粒<満量処方>」を発売(8月)
○ 「SOKUYAKU」がアカチャンホンポと共同で会員登録キャンペーンを開始、全国128店舗とアプリでの顧客誘導実施(8月)
○ 「SOKUYAKU」で医師・薬剤師とのビデオ通話時に三者間通話機能をリリース、外国人や遠隔地の家族が診療に参加可能に(8月)
○ “男性の新しいエチケット”を提案する大人のための練り香水「Harmo-Dine(ハーモダイン)」発売(8月)

○ 東京農業大学の上地由朗教授と共同開発した「SOKUYAKU米」 、期間限定で一般販売開始(8月)
○ 新インナーウェアブランド「Cachéna」から新しい美意識を提案するインナーウェア「Cachéna Shape Camisole」を発売(8月)
○ TYCOON JAPAN社と業務提携を締結。アジア全域への事業展開を加速(8月)
○ 厚生労働省と電子処方箋の啓蒙活動を実施し、オンライン診療時の電子処方箋利用を促進
○ 「生漢煎」シリーズを中国2大越境ECモール「天猫国際」と「京東全球購」で販売開始(8月)
○ 海外ユーザーや医療ツーリズム増加に向けて1億円のビットコイン購入と暗号資産マイニング事業を開始(8月)
○ オセロ・フィナンシャルサービスと連携し、外国人就労者や実習生、留学生向けに「SOKUYAKU」を推進(8月)
今後の予定
なお今後は、以下の取り組みを進める。
○ 2億円の第三者割当増資により、B2Cユーザー/B2Bクライアントの新規獲得とクロスユース促進を実施(9月)
○ 「SOKUYAKU」がANAマイレージクラブと連携し、会員登録・利用でANAのマイルが貯まるサービスを開始(9月)
○ 株式会社shake-handsの株式100%を取得しグループ会社化(9月)
○ 「SOKUYAKU」ウエルシア薬局と共同キャンペーン開始、利用手数料無料のクーポンコードを配布(10月)
○ 株主優待制度を変更し、2025年11月末日を基準日とする株主優待制度から最高利回り5.6%以上となる「ジェイフロンティア・プレミアム優待倶楽部」を新設。ふるさと納税商品も選択可能に
通期の業績予想
2026年5月期(2025年6月1日~2026年5月31日)※連結
通期の業績予想について、修正はない。
売上高
236億円(前年同期比9.7%増)
EBITDA
10億1500万円(前年同期比12.7%増)
営業利益
3億2700万円(同11.3%増)
経常利益
2億4000万円(同3.7%増)
親会社株主に帰属する当期純利益
1億円(同14.2%増)

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