美容室通い放題アプリ「MEZON」、提携150店超え

大阪・名古屋・沖縄エリアに進出、ユーザー数4000人


美容室通い放題アプリ「MEZON」、提携150店超え

 

シャンプー・ブローとヘアケアに特化し、月額制で複数の美容室に通い放題となるアプリ「MEZON(メゾン)」。

2018年3月のサービス開始から話題を集め、都内を中心とする関東圏でAFLOAT、air 、GARDEN、K-twoなどの有名サロン約100店舗と提携。今年2月21日より、大阪・名古屋・沖縄エリアでもサービス提供を開始し、一挙150店舗以上に拡大しました。

関西・九州エリアにも進出予定で、年内に提携美容室数1000店舗が目標。ユーザーは働く女性を中心に4000人を超えています。

1周年を前に発表された利用実態、記念キャンペーン、創業メンバーの石黒武士副社長が登壇したパネルディスカッションの模様をご紹介します。

 

美容業界のサブスクリプションモデル「MEZON」

MEZONの特徴は、「通い放題、回数制限がない」というサブスクリプション(定額)サービスであること。

オンラインで映画やドラマが見放題の「Netflix(ネットフリックス)」や音楽配信の「Spotify(スポティファイ)」が世界的なサブスクリプションモデルとして有名ですが、月額でブランドバッグが借り放題の「ラクサス」など国内の女性向けサービスも増えてきました。

そんな中、サイバーエージェントグループ出身の鈴木みずほ氏、石黒武士氏がそれぞれ社長、副社長として2017年10月に設立したのが株式会社Jocy。18年3月よりMEZONをスタートしています。​

サブメニュー特化で売上のプラスオンに

MEZONで利用できるメニューは、シャンプー・ブロー&アイロン、ヘッドスパ、トリートメント、カラーリタッチ、前髪カット&パーマ、ヘアアレンジ。

「シャンプー・ブロー&アイロンのみ(平日)」が月額1万6000円、「シャンプー・ブロー&アイロンのみ(全日)」が月額2万5000円、「全メニュー通い放題」が月額3万5000円。基本は月額制ですが、トライアルしやすいチケット制もあります。

サブメニューに特化していることで、カットやフルカラー、パーマなどの基本メニューの売り上げを落とさず「プラスオンの売り上げを得ながら新規顧客を獲得できる」ため、提携美容室が加速度的に増えています。

平均利用回数は月9回、帰宅前にシャンプー・ブロー

MEZON利用実態調査

「帰宅前」にシャンプー・ブローをする人が過半数を超える

「シャンプー・ブローのためだけに美容室に行く」というのは、これまでにない習慣ですが、全メニュー通い放題よりもシャンプー・ブローメニューが人気を集めています。

MEZONの利用動向調査によると、シャンプー・ブローメニューの平均利用回数は月9回、3日に1回ペースで利用しているとのこと。利用のタイミングは、1位「帰宅前」、2位「仕事の予定(商談・会食)前」、3位「同性の友人・知人との予定前」。

仕事帰りで疲れている時に「マッサージ感覚でリラックスできる」「髪を洗って乾かす面倒から解放される」など、リラックス目的での利用が1位に。家で髪を洗う必要がないため、「帰って寝るだけなので時短になる」との声も多く上がっています。

「髪型がキマっていると自信が生まれる」

メゾン石黒副社長

「通い放題で、美容室に行くことを日常にしたい」(石黒副社長)

2月8日、東京・渋谷で行われたパネルディスカッションに、石黒武士副社長が登壇しました。

こちらは、サブスクリプションの情報に特化したウェブメディア「サブスクリプションマガジン」の開設記念イベント。

知育玩具のサブスクリプション「トイサブ!」を展開する株式会社トラーナ代表取締役の志田典道氏、家具のサブスクリプション「airRoom」を手がける株式会社Elaly代表取締役の大薮雅徳氏とともに、定額サービスの利点や工夫について議論をかわしました。

石黒副社長によると、MEZONユーザーの8割は働く女性で、年代は20代後半~50代まで幅広いとのこと。

鈴木みずほ社長がサイバーエージェントグループ時代、大事なプレゼンの前には美容室で髪をセットしてもらっており「髪型がキマっているとプレゼンの通過率が高かった」とのエピソードを披露。

「髪型がキマっていると自信が生まれる。美容室はどんな人も笑顔にする魔法のような場所。美容室に行くことを2カ月に1回ではなく日常にしたいと思って立ち上げたのがMEZON」と創業の思いを語りました。

体験キャンペーンで新規ユーザー獲得へ

MEZONアプリ

提携サロン数は現在150店舗。地図検索から簡単にサロンを探せる

MEZONは継続率95%、満足度96%とユーザーからの反響は非常によいそうです。

新規ユーザー獲得にあたり「その人のライフスタイルに合った体験型のマーケティング」を重視しており、デートマッチングアプリやスポーツジムとの提携をスタートしたとのこと。

例えば、デートマッチングアプリで、銀座で食事をすることになった女性に、デート前に銀座でシャンプー・ブローができるようチケットを1枚プレゼントするなど「女性がきれいになりたい瞬間に体験してもらう」という取り組みです。

また、3月29日でサービス1周年を迎えることを記念し、一般ユーザー向けに「1週間お試しキャンペーン」を実施しています。

「シャンプー・ブロー通い放題(平日)」を1週間3000円で体験できるというもの。MEZON提携美容室の平均価格が4000円前後のため、5回行くなら7分の1の値段になるというお得なキャンペーンでトライアルを促し、現在4000人超のユーザー数のさらなる拡大を図る考えです。

サブスクリプションで文化を変える

「シャンプー・ブローのためだけに美容室に通う」という人も中にはいたでしょうが、美容業界として見ると新習慣です。

石黒副社長の話で印象的だったのは「シャンプー・ブローだけで美容室に行くというのは、高級レストランにデザートだけ食べに行くようなもので敷居が高い。MEZONは『ここのお店はデザートだけでも歓迎』と窓を開いているので行きやすい」という例え。

サービスとして明確化することで利用しやすくなり、“通い放題”にすることで習慣や文化が変わるというのが、サブスクリプションの力です。

通い放題では、「あまり多く通うとお店に悪い、ちょっと恥ずかしい」という遠慮もしがちですが、MEZONは提携先の美容室ならどこにでも通えるため、心理的な負担がありません。

美容室にとっては、平日の昼間など空いている時間を埋められるので「シェアリングエコノミー的なサブスクリプションモデル」となっています。

サービス開始初年度から、都内の有名サロンを中心に約100店舗で導入されたMEZON。

今月より、大阪・名古屋・沖縄エリアでも約50店舗と提携。年内に関西・九州エリア進出してトータル1000店舗の規模となれば、「シャンプー・ブローを美容室で」という習慣が全国各地で広まることになります。

さらに、男性向けMEZONもスタートするとのことで、成長に向けてアクセルを踏みこむ年になるようです。美容業界のサブスクリプションビジネスが、今後どのように成長していくのか注目です。

◆MEZONアプリ
App Store:https://goo.gl/Va4anK
Google Play:https://goo.gl/QdTMS5

 

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