
アイラッシュワールドカップ2025の総合グランプリ獲得者には、ドバイでの海外大会での出場権とエアチケットが贈られた
ラッシュアーティストの技術向上を目指す業界最高峰のコンテスト「EYELASH WORLD CUP(アイラッシュワールドカップ)」。第7回目となる2025年は、6月3日に東京・表参道のシャルマンシーナ東京で開催された。
目次
シングルラッシュなど5部門の競技 今年のテーマは「レベルアップ」
アイラッシュワールドカップは2018年に始まり、第7回目である2025年のテーマは「レベルアップ」だ。
競技はシングルラッシュ、ミックスボリュームラッシュ、ラッシュリフト、アイブロウ、昨年より新設されたアイゾーンムービーの5部門からなり、それぞれの部門で1位が決まる。
オンラインの一次予選で選出された各部門の上位20名が、6月3日のファイナルに挑んだ。

総合グランプリを受賞し「自分に自信が持てるように」
総合での最高得点獲得者として、2025年の総合グランプリに輝いた石川わか子さんは「最後の最後まで一生懸命頑張りました。この大会を通じて、自分にも自信が持てるようになったと思います」と、喜びを口にした。
総合グランプリ受賞者には、ドバイでの海外大会での出場権とエアチケットが贈られた。

シングルラッシュのデザインの美しさを競うシングルラッシュ部門では、西村知甫さんが1位を受賞した。


複数のエクステを束にしたボリュームラッシュの美しさや全体バランス、デザインを競うボリュームラッシュ部門で1位を受賞したのは、原島彩さん。「自分との戦いをして、自分に勝ちました。応援してくださっている方々に感謝したいです」と達成感を語った。

目元やまつげの状態に合わせたロッドを選んでデザインできているかを競うラッシュリフト部門では、松原彩加さんが1位を受賞。「お客さまに恩返しするために挑戦し続けています。悔しい思いをしてきましたが、今日は報われました」と語った。

WAX、メイク、ラミネーションなどを組み合わせたアイゾーンの完成度を競うアイブロウ部門では、天野明子さんが1位を獲得。「アイリストとして2年目ですが、新年からスタートして素晴らしい結果を残せて嬉しいですね」とコメントした。

昨年から新設された団体部門では、TEAM LASH PARKが1位を獲得した。

なお、オンラインコンぺでは、西村沙也加さんがグランプリを受賞。「エントリーの2月は人生で一番忙しかったですが、スケジュールを綿密に組んで、皆が頑張っていると思って頑張ってきました。人生で初めて一位を取れて幸せです」と喜びを口にした。

アイゾーンムービー部門1位の大谷敏江さんは、「去年1位を獲った方のムービーを観て感動して、今年は自分が優勝すると心に決めていました。自分に自信のない女性がアイゾーンを変えることによって、自信を持つというコンセプトで作りました」とコメントした。
審査員のAishaさん「技術はヨーロッパに追いついてきている」
審査員の一人、Aishaさんは技術セミナーなどでも人気の世界的なトップラッシュアーティスト。昨年はSNS発信の重要性について話したが、「今年の大会を見て、ヨーロッパのレベルに追いついてきているのに驚きました。コミュニティに属してサポートし合うこと、技術を発信していくことが大事だと思います」と伝えた。

表彰式で、今大会の審査員長を務めた新井舞さんは、今回の技術面でのフィードバックとともに、「世界の大会に挑戦するなら精密なデザインセンスを磨くべき」「アイリストではなくラッシュアーティストを目標に」とアドバイスを語った。


また、「サロン事業のこれからを考える〜経営20年の視点から〜」というテーマで対談が行われた。美眉サロンAMPLIR代表・深津陽子さんは、「自分の引き出しを増やして、進化しているという実感ができると、自信がついてお客さまに提案もできるようになるでしょう」と提案。パリジェンヌビューティーグループ代表・清水小夜香さんは「本物の技術者の技術・思考をこのような場で共有して、業界の価値を守っていきたいと思います」と語った。

「今後はEWCを4年に1度開催」と発表
EWC続橋代表裕香理事は、「このEWC(アイラッシュワールドカップ)を4年に1度の間隔で開催したいです。参加者の皆さまにより高いレベルで臨んでもらうため、より充実したサポート体制を整えていきます。次は2028年にお会いできることを楽しみにしています」と期待を述べた。

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