コーセー本決算は増収減益 中国、韓国で大幅減速

経営・業界動向
コーセー本決算は増収減益 中国、韓国で大幅減速

コーセーの2023年12月期決算(2023年1月1日〜12月31日)は売上高が3004億600万円、営業利益は159億8500万円、経常利益は202億5200万円だった。

期首から会計基準の変更はなく、前期と比較すると売上高は前年同期比3.9%増、営業利益は同27.7%減、経常利益は同28.7%減で増収減益となった。

ALPS処理水の海洋放出や流通企業による仕入れ抑制の影響を受け、中国・韓国市場で苦戦が続き、大幅な減益につながった。

コーセー2023年12月期決算

2023年12月期決算(2023年1月1日~2023年12月31日)※連結

売上高

3004億600万円(前年同期比3.9%増)

営業利益

159億8500万円(同27.7%減)

経常利益

202億5200万円(同28.7%減)

親会社株主に帰属する当期純利益

116億6300万円(同37.9%減)

セグメント別の業績概要

美容サロン専売品の「アスタリュクス」や代表的ブランド「ONE BY KOSÉ(ワン バイ コーセー)」が含まれる化粧品事業は、増収だった。

売上高
(百万円)
セグメント利益
(百万円)
化粧品事業240,450
(2.3%増)
17,868
(29.7%減)
コスメタリー事業57,656
(10.4%増)
2,941
(167.0%増)
その他事業2,299
(18.9%増)
978
(8.4%減)

コーセーは化粧品事業が売上構成比の8割を占める。さらに中国・韓国のECと免税事業は売上構成比および利益率が高い。

そのECと免税事業がALPS処理水の海洋放出や流通企業による仕入れ抑制の影響で大幅な減収となり、全体の利益を圧迫した。

中国市場における大幅な減収減益を避けられなかった要因については「市場在庫のコントロールが十分ではなかった結果、在庫低減に時間がかかり、送品が抑制された。また、スキンケア商品を中心に販売を行っていたため、早急にメイクアップ商品に販売軸を移すといった対応は現実的ではなかった」とした。

一方、ハイプレステージの主力ブランド「コスメデコルテ」や、欧米を中心に展開する「タルト」が好調に推移し、増収に寄与した。

2024年12月期の業績予想

2024年12月期(2024年1月1日~2024年12月31日)※連結

売上高

3120億円(前年同期比3.9%増)

営業利益

200億円(同25.1%増)

経常利益

208億円(同2.7%増)

親会社株主に帰属する当期純利益

126億円(同8.0%増)

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