【美容室の経営改善】1円玉500枚に400円!? ちりつもの両替手数料を考える

経営・業界動向

キャッシュレス化が進んでいるとはいえ、まだまだ現金商売が多い美容室にとって両替手数料は悩みの種。ここ数年は各行で値上げが相次ぎ、2021年2月に三井住友銀行が改定を行ったことで3大メガバンクすべての両替手数料が引き上げられた。

三井住友銀行の場合、これまでは両替機を使えば500枚まで無料で両替できたが今は400円。500円玉から1円玉500枚を用意にするのに400円かかってしまう。

1回の手数料はわずかでも、1カ月、1年と経てば大きな違いになる。改めて各行の手数料を比べると同時に、両替手数料を少しでも抑える方法を考えてみたい。

【美容室の経営改善】1円玉500枚に400円!? ちりつもの両替手数料を考える

三菱UFJ、みずほに続き三井住友も

メガバンクで最初に手数料を引き上げたのは、三菱UFJ銀行。2018年4月に、それまでは無料だった11~500枚の両替が300円になった。

現在の三菱UFJ銀行の手数料(両替機使用)は、次の通り。

キャッシュカード
1~10枚:無料
11枚以上:利用不可

両替機専用カード
1~10枚:(1回目)無料、(2回目以降)200円
11~500枚:300円
501~1,000枚:600円

→参考:その他手数料一覧(三菱UFJ銀行)

続いて2019年10月には、みずほ銀行も、11~500枚の両替手数料を無料から400円へと有料化した。

現在のみずほ銀行の手数料(両替機使用)は、次の通り。

キャッシュカード
1~10枚:無料
11枚以上:利用不可

両替機利用カード
1~10枚:(1回目)無料、(2回目以降)300円
11~500枚:400円
501~1,000枚:800円

→参考:その他手数料一覧(みずほ銀行)

そして今回ついに、メガバンク3行の中で唯一手数料を据え置きにしていた三井住友銀行も、2021年2月1日付で両替手数料を改定するに至った。

→参考:円貨両替(三井住友銀行)

三井住友銀行の新たな両替手数料

三井住友銀行の新たな手数料は、次の通り。窓口、両替機利用とも手数料が引き上げられた。

窓口の両替手数料

三井住友銀行の窓口での両替手数料

窓口での両替については、すべての取扱枚数において有料化した。これまでは三井住友銀行に口座があれば30枚までは無料だったが、改定後は口座があっても1~10枚で220円、11~500枚は770円となった。

その他の取扱枚数ごとの手数料もそれぞれ大幅に引き上げた。501~1,000枚までが1,540円。以降500枚ごとに770円かかる。

両替機の手数料(キャッシュカード利用)

三井住友銀行の両替機を使った場合の両替手数料

両替機でキャッシュカードを使用する場合、これまでは500枚まで無料だったが、改定後は10枚までに取扱枚数を大きく減らした。1日1回しか利用できず、11枚以上は取扱不可。

両替機の手数料(両替機専用カード利用)

三井住友銀行の両替機を使った場合の両替手数料

両替機専用カードを使用する場合も、以前は500枚まで無料だったが、改定後は1~500枚まで400円、501~1,000枚まで800円かかる

3大メガバンクの両替手数料比較

三井住友銀行の手数料引き上げにより、メガバンク3行の両替手数料はどこが高く、どこが安いのか、一覧にまとめてみた。

3大銀行の両替手数料一覧

両替機で専用カードを使用する場合、「みずほ銀行」と「三菱UFJ銀行」の2行では、1日1回限りなら10枚まで無料で両替ができる。毎日少しずつ両替するサロンならこの2行がお得だ。

11~500枚までは、「三井住友銀行」と「みずほ銀行」は400円だが、「三菱UFJ銀行」は300円なので100円安い

501~1,000枚までは、「三井住友銀行」「みずほ銀行」が800円、一方で「三菱UFJ銀行」は600円と2行に比べて200円安い

ゆうちょ銀行や郵便局は無料?

両替手数料の話題になると「ゆうちょ銀行や郵便局なら無料」という話が出るが、これは厳密には、無料で業務を行っているのではなく、両替商ではないゆうちょ銀行や郵便局は手数料規定がないことから結果的に無料となっている

店舗によっては両替を行っていないこともある。あくまで、正規の業務ではないが可能な範囲で応じるというスタンスであることに注意したい。

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