
ヤーマンの2024年4月期連結決算(2023年5月1日~2024年4月30日)は、売上高が前年同期比25.5%減の320億2300万円、本業のもうけを示す営業利益は同93.2%減の4億1600万円。過去最高の売上高だった2023年4月期から大幅な減収減益となった。
中国で2024年4月に始まったRF規制による市場の混乱や、それに対応するための先行投資による費用増加が響いた。
ヤーマン2024年4月期決算
2024年4月期決算(2023年5月1日~2024年4月30日)※連結
売上高
320億2300万円(前年同期比25.5%減)
営業利益
4億1600万円(同93.2%減)
経常利益
10億1000万円(同82.9%減)
親会社株主に帰属する当期純利益
3億9800万円(同89.8%減)
セグメント別の業績概要
国内では、2023年11月にオープンした旗艦店「YA-MAN the store GINZA」が好調に推移したが、競合増加や投資の回収遅れが響き増収とはならなかった。
売上高の40%を占める海外部門は、前年同期比37.1%減の112億5600万円にとどまった。
| 売上高 (百万円) | セグメント利益 (百万円) | |
| 通販 | 4,215 (36.8%減) | 911 (60.4%減) |
| 店販 | 7,473 (6.0%減) | 994 (45.5%減) |
| 直販 | 8,498 (14.3%減) | 2,672 (41.7%減) |
| 海外 | 11,256 (37.1%減) | 3,067 (55.4%減) |
大きな要因は、外資ブランドとしてトップを走っている中国国内のRF規制にともなう市場の混乱だ。
RF規制とは、RF(ラジオ波)の機能のついた美顔器が第3種の医療機器扱いになる規制。
通達が二転三転したことや、他メーカーが在庫処分を目的とした安売りを行ったことで、売り上げが伸びなかった。
ヤーマンではRF規制をクリアするためにNMPAの認可取得に向け取り組んでおり、先行投資に費用がかさんでいる。
今後は「価格で対抗するのではなく、プレステージブランドの外資系美容機器ブランドとしてトップで居続けることが重要だ」としている。
2024年4月期の主なトピックス
ヤーマンの2024年4月期の主なトピックスは次のとおり。
〇ヤーマンの「表情筋研究所」と東京大学との共同研究による論文を発表
〇医療機関向け製品第1弾「ハイドラブライトスキン」を発売開始
〇口腔洗浄器「ジェットフロス」発売開始
〇東京・銀座に旗艦店「YA-MAN THE STORE GINZA」をオープン
〇専門トレーナーが「美人づくり」をサポートする『FACE LIFT GYM』を「YA-MAN THE STORE GINZA」に併設
〇中国でIPL脱毛器のNMPA認可取得
〇中国に雅萌(浙江)電子商務有限公司を設立
〇アメリカでメディリフトプラス(FDA承認品)販売開始
〇アメリカの展示会にヘアアイロンやドライヤーを出展
2025年4月期の業績予想
2025年4月期(2024年5月1日~2025年4月30日)※連結
売上高
350億円(前年同期比9.3%増)
営業利益
25億円(同500.6%増)
経常利益
22億円(同117.6%増)
親会社株主に帰属する当期純利益
15億5000万円(同289.1%増)
※ヤーマンの業績予想が公表されるのは通期のみ
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