ヤーマン2025年4月期は21.8%の減収 続く中国市場と直販の低迷

経営・業界動向
ヤーマン2025年4月期は21.8%の減収 続く中国市場と直販の低迷

ヤーマンの2025年4月期(2024年5月1日~2025年4月30日)は、円高による仕入れ価格の上昇や、中国での化粧品市場の低迷などの影響により、売上高は250億4000万円で前年同期比21.8%減となった。

本業の利益を示す営業利益は6億2800万円で前年同期比50.9%増となったが、利益の最大化を優先したことで、2028年度末に売上高700億円を目指す中期経営計画の進捗は厳しい状況。新たな計画を策定し、12月末までに公表する予定だ。

売上高、営業利益、経常利益、純利益

2025年4月期(2024年5月1日~2025年4月30日)※連結

売上高

250億4000万円(前年同期比21.8%減)

営業利益

6億2800万円(同50.9%増)

経常利益

3億1000万円(同69.3%減)

親会社株主に帰属する四半期純利益

7億600万円(同77.5%増)

セグメント別売上高の概要

セグメント売上高
(百万円)
セグメント利益
(百万円)
通販3,330
(21.0%減)
1,003
(10.0%増)
店販8,068
(8.0%増)
1,878
(88.9%増)
直販6,313
(25.7%減)
1,732
(35.2%減)
海外5,858
(48.0%減)
1,341
(56.3%減)
※()内は前年同期比。セグメント売上高は調整額△581(百万円)、セグメント利益は調整額△5,418(百万円)を含む

主な取り組み

2025年4月期(2024年5月1日~2025年4月30日)は、アジア市場に加えて中東市場へも進出し、海外での展開を強化した。

〇 広告代理店や生活家電の販売を行っているforty-four社の連結子会社化で直販部門の成長に向けた体制を構築した(2024年8月)

〇 ベトナムに大型路面店をオープン(2024年11月)

〇 中東5カ国を対象としたECサイトとサウジアラビアの美容クリニックで、美容機器の販売を開始した(2025年1月)

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〇 中国で新製品のエステサロン用美容機器を発表した(5月)

今後の予定

なお、2025年12月期(2025年5月1日~2025年12月31日)以降は、以下の取り組みを進める。

〇 海外子会社との連携強化を目的に決算期を4月末から12月末へ移行

〇 監査等委員会設置会社へ移行する

〇 M&Aや資本提携などによる企業価値向上に取り組む

〇 海外での直接販売への投資を強化

〇 2028年度末に売上高700億円を達成するための新たな計画を策定する(12月)

通期の業績予想

2025年12月期(2025年5月1日~2025年12月31日)※連結

なお決算期変更のため、通期予想に対前年比は記載していない。

売上高

180億円

営業利益

4億5000万円

経常利益

4億500万円

親会社株主に帰属する当期純利益

2億5000円

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