コタ1Q売上高は7%増でも、営業損失は4900万円

経営・業界動向
コタ1Q売上高は7%増でも、営業損失は4900万円

コタの2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)決算は、売上高は前年同期比7%増の15億9700万円、営業損失は4900万円だった。

ヘアケア主力ブランド「コタ アイ ケア」の販売が堅調に推移し、売上高に寄与した。

売上高、営業利益、経常利益、純利益

2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)※連結

売上高

15億9700万円(前年同期比7.0%増)

営業利益

△4900万円(ー)

経常利益

△3700万円(ー)

四半期純利益

△3300万円(ー)

1株当たり四半期純利益

△1円21銭

区分別売上高の概要

区分売上高
(百万円)
構成比
(%)
増減率
(%)
トイレタリー1,14968.58.5
整髪料34620.714.5
カラー剤482.9△39.3
育毛剤764.5△0.0
パーマ剤291.725.2
その他281.78.0

同社10年以上前と比べ、すべてのカテゴリーのブランド数が増加しており、売上高に占めるトイレタリーの割合は同業他社に比べ高い傾向にある。今後もトイレタリーの販売を中心とした店舗戦略と旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールスに力を入れていく予定。

主な取り組み

2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)の主な取り組みとして下記が挙げられる。

〇 アウトバストリートメント(多層分離型毛髪化粧料) で特許を取得した(5月)

すでに商品化され販売好調の「コタクチュール ベース」に活用されている。使用時は水溶性と油溶性の補修成分を混合させ、使用後は元の美しい二層の状態に戻る処方で、高級美容液ような美しい外観を目指した。

「コタクチュール ベース」はA-ラインとY-ラインの2タイプ

今後の予定

2026年3月期第2四半期(2025年7月1日~2025年9月30日)は、以下の取り組みを進める。

〇 2024年10月に特許権を取得した「かゆみ抑制剤及び洗浄剤組成物」の技術を活用した次期トイレタリーを開発中

〇 界面活性剤(洗浄成分)による頭皮のかゆみのさらなる解明と抑制メカニズムの考察

〇 特許化を目指した処方技術の開発

通期の業績予想

2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)※連結

売上高

96億6800万円(前年同期比3.1%増)

営業利益

19億1600万円(同4.6 %増)

経常利益

19億4800万円(同6.2%増)

当期純利益

13億6800万円(同4.9%増)

1株当たり当期純利益

49円30銭

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