ノーリツ3Q、高付加価値・環境配慮型商品が健闘 売上高微増も営業利益黒字化

経営・業界動向
ノーリツ3Q、高付加価値・環境配慮型商品が健闘 売上高微増も営業利益黒字化

ノーリツの2025年12月期第3四半期決算(2025年1~9月)は、売上高が前年同期比1.0%増の1426億1000万円、営業利益は8億900万円(前年同期は4億1500万円の営業損失)だった。

国内事業では高付加価値商品と環境配慮型商品の販売が拡大し、海外事業では中国の市況低迷が続く中で、北米と豪州が好調に推移した。

売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益

2025年12月期第3四半期決算(2025年1月1日~2025年9月30日)※連結

売上高

1426億1000万円(前年同期比1.0%増)

営業利益

8億900万円(前年同期は4億1500万円の営業損失)

経常利益

17億6500万円(同327.8%増)

親会社株主に帰属する四半期純利益

6億7100万円(同71.4%減)

1株当たりの四半期純利益

14円68銭

潜在株式調整後1株当たり四半期純利益

14円66銭

※包括利益は9億6200万円(同86.2%減)

セグメント別の売上高・利益

事業売上高
(百万円)
セグメント利益
(百万円)
国内事業94658
(4.5%増)
△213
(-)
海外事業47952
(5.2%減)
1022
(31.5%増)
※()内は前年同期比

主な取り組み

○ 国内事業では、住宅向け温水分野でハイブリッド給湯機や高効率給湯器等、環境配慮型商品の販売台数を拡大

○ 非住宅向けではボイラーから業務用ガス給湯器への置き換えを促進し、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを推進

○ 自然冷媒R290を採用したハイブリッド給湯機「HPHB R290シリーズ」を発売(11月)

○ 中国エリアでは市況低迷が継続する中、上海で販売台数を伸長

○ 北米エリアでは、高効率給湯器の販売台数が好調に推移し、暖房用ボイラーの販売も伸長

○ 豪州エリアでは、電化政策を追い風にヒートポンプ給湯機の販売が好調に推移し、家庭用タンクレス給湯器も好調を維持

○ タイ市場に向けノーリツブランドの浄水器を新規投入(10月)

今後の予定

○ 国内事業では、新たなビジネス機会創出と給湯器リサイクルビジネスの促進を継続

○ 中国エリアでの生産・開発強化に向けたイノベーションセンターの建設(2026年3月竣工予定)

○ 北米エリアでの業務用給湯分野の拡大と、ノーリツ現地法人(販売)、PBヒート社(開発・生産・販売)、ファシリティーズリソースグループ(販売・施工)の3社連携強化による暖房分野での高効率推進を加速

○ 豪州エリアでの設備投資による品質向上と原価改善、ニュージーランド市場開拓の推進

○ 東南アジアエリアでの現地市場向け電気温水器・浄水器・厨房機器の商品開発と販売基盤強化

通期の業績予想

2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日)※連結

通期の業績予想について、修正はない。

売上高

2050億円(前年同期比1.4%増)

営業利益

30億円(同25.2%増)

経常利益

39億円(同8.9%増)

親会社株主に帰属する当期純利益

24億円(同45.2%減)

1株当たりの四半期純利益

51円87銭

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