
SCATの2025年10月期通期決算(2024年11月~2025年10月)は、売上高が前年同期比0.4%増の26億500万円、営業利益は同30.6%増の1億9300万円となった。
介護サービス事業が苦戦するも、美容ICT事業がWindows10のサポート終了に伴う入れ替え需要の取り込みなどが業績を押し上げ、増収増益して着地した。
売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、1株あたり当期純利益
2025年10月期決算(2024年11月1日~2025年10月31日)※連結
売上高
26億500万円(前年同期比0.4%増)
営業利益
1億9300万円(同30.6%増)
経常利益
1億9700万円(同25.8%増)
親会社株主に帰属する当期純利益
1億2500万円(同25.2%増)
※包括利益は1億2900万円(同28.3%増)
1株当たり当期純利益
43円76銭
セグメント別の売上高・利益
| 事業 | 売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) |
| 美容ICT | 1550 (2.1%増) | 129 (108.8%増) |
| ビジネスサービス | 322 (1.3%増) | 30 (2.1%増) |
| 介護サービス | 718 (2.9%減) | 22 (50.6%減) |
主な取り組み
○ Lineupと業務提携し、美容サロンPOSシステムとLINE EC連携サービスを開始(1月)
○ 連結子会社のVIDと合併(6月1日)
○ 美容サロン向けDXシステム「Sacla PREMIUM Plus – DX Partner for Beauty -」を販売開始(6月)
○ 美容ディーラー向け販売管理システム「DEALERS+(ディーラーズプラス)」を新規リリース
○ サロン向け電子カルテ「cloud karte(クラウドカルテ)」をリリース
○ 「経営革新等支援機関」(中小企業庁認定)としてコンサルティングサービスを拡充
○ 日本HPの「HPカーボンニュートラルコンピューティングサービス」および「PCリユースプログラム」に参画
今後の予定
○ コンテンツや保守等によるストック型収益の積み上げを加速し、ストック重視の収益構造への改革を推進
○ AIの活用による新たな仕組みの構築に着手
○ 基幹システム刷新に伴う業務プロセス改善およびICT促進による最適化を推進
通期の業績予想
2026年10月期(2025年11月1日~2026年10月31日)※連結
売上高
26億3000万円(前年同期比1.0%増)
営業利益
2億円(同3.9%増)
経常利益
2億円(同1.9%増)
親会社株主に帰属する当期純利益
1億2600万円(同0.7%増)
1株当たり当期純利益
40円35銭

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