
LINEヤフーの2026年3月期第3四半期決算(2025年4月~12月)は、売上収益が前年同期比4.7%増で1兆4953億5700万円、調整後EBITDAは同3.8%増の3773億1600万円となり、どちらも過去最高を達成した。
2025年10月に発生したアスクルのシステム障害の影響を除くと、売上収益が同15.7%増の4999億円、調整後EBITDAが同11.2%増の1260億円と2桁成長だった。
目次
売上高、営業利益、四半期利益、調整後EBITDA
2026年3月期第3四半期決算(2025年4月1日~2025年12月31日)※連結
売上高
1兆4953億5700万円(前年同期比4.7%増)
営業利益
2841億9800万円(同11.6%増)
四半期利益
2615億28万円(同57.9%増)
親会社の所有者に帰属する四半期利益
1833億400万円(同43.6%増)
調整後EBITDA
3773億1600万円(同3.8%増)
セグメント別の概要
| 事業 | 売上高 (百万円) | 調整後EBITDA (百万円) |
| メディア | 544,800 | 206,500 |
| コマース | 627,200 | 101,000 |
| 戦略 | 324,700 | 70,100 |
| その他 | 7,300 | 4,900 |
| 調整額 | △8,800 | △5,400 |
メディア事業は、LINE公式アカウントなどの広告が好調。戦略事業はPayPayが伸長した。
引き続き、M&Aも盛んで、越境アパレルECのBEENOS(ビーノス)やオンデマンドフードデリバリーのLINE MAN CORPORATIONを子会社化した。
主な取り組み
〇 PayPayがPayPay証券とPayPay銀行を子会社化(4月)
〇 ZOZOが「Lyst(リスト)」を運営するLYST LTDを子会社化(4月)
〇 ビーノスを子会社化(5月)
〇 LINEバンク台湾を子会社化(6月)
〇 Zフィナンシャルを吸収合併(8月)
〇 LINE MAN CORPORATION PTE. LTD.を子会社化(9月)
〇 LINE Payを吸収合併(12月)
今後の予定
〇 予約台帳サービスのトレタを子会社化。店舗オペレーション基盤の構築を推進(1月)
○ LINEショッピングのサービス終了(6月)
〇 理美容業界に特化した「LINEビューティープラス」を開始(6月)
>> 予約・顧客管理・販促を一気通貫する「LINEビューティープラス」 LINEヤフーが6月スタート
○ SaaSサービスの提供開始(2026年上半期より)
○ LINE公式アカウントを起点としたミニアプリ・SaaS展開の強化
通期の業績予想
2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)※連結
アスクルのシステム障害の影響により、従来予想の2兆1000億円から2兆円に下方修正した。一方、調整後EBITDAおよび調整後EPSについては、アスクル以外の事業が期初予想を上回る水準で堅調に推移していることから従来の予想を維持する。
売上収益
2兆円(前年同期比4.3%増)
調整後EBITDA
5000億円~5100億円(同6.2%~8.3%増)
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