
資生堂の2025年第4四半期決算は、売上高が前年同期比2.1%減の9699億9200万円、コア営業利益は同22.4%増の445億2000万円となった。米州事業ののれん減損損失468億円の計上により、最終損益は406億8000万円の赤字に沈んだ。
一方、日本事業はコア営業利益が前年比50.6%増の389億円、コア営業利益率は8.8%から13.1%へと大幅に改善し、グループの収益回復を力強くけん引した。
売上高、コア営業利益、営業利益、税引前四半期利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益
2025年12月期決算(2025年1月1日~12月31日)※連結
売上高
9699億9200万円(前年同期比2.1%減)
コア営業利益
445億2000万円(同22.4%増)
営業利益
△287億8800万円(ー)
税引前利益
△277億1500万円(ー)
親会社の所有者に帰属する当期利益
△406億8000万円(ー)
当期包括利益合計額
△104億4700万円(ー)
セグメント別の売り上げ・利益
| 事業 | 売上高 | コア営業利益 |
| 日本 | 2953億4300万円 (前年同期比0.4%増) | 389億7200万円 (同50.6%増) |
| 中国・トラベルリテール | 3422億4400万円 (4.3%減) | 645億2500万円 (10.4%減) |
| アジアパシフィック | 732億9000万円 (2.3%増) | 50億7900万円 (3.6%増) |
| 米州 | 1065億8400万円 (10.1%減) | △115億6600万円 (ー) |
| 欧州 | 1411億2900万円 (6.4%増) | 39億4900万円 (48.5%増) |
| その他 | 113億9900万円 (27.2%減) | △12億5900万円 (ー) |
主な取り組み
○ 「アクションプラン 2025-2026」を実行し、2025年は計画を上回る270億円のコスト削減を達成
○ 「2030中期経営戦略」を策定し、2030VISION「ひととの繋がりの中で新しい美を探求・創造・共有し、一人ひとりの人生を豊かにする」を掲げる
○ 注力ブランドへの集中投資を進め、売上構成比は77%まで向上(2021年比9ポイント増)
○ CDP「気候変動」「水セキュリティ」部門で2年連続のダブルA評価を獲得
今後の予定
○ コア営業利益率7%の達成に向けた構造改革の継続実施(2026年に250億円超のコスト削減効果を見込む)
○ 米州事業における「Drunk Elephant」のターンアラウンド完遂とブランドリポジショニングの推進
○ 「SHISEIDO」新アルティミューンのグローバル展開、新グローバルアンバサダーを通じた次世代顧客とのエンゲージメント強化
○ 「エリクシール」のアジア市場での拡大、「アネッサ」のカテゴリー拡張による成長加速
○ 2030年までにコア営業利益率10%以上の達成を目指す
通期の業績予想
2026年12月期(2026年1月1日~12月31日)※連結
売上高
9900億円(前年同期比2.1%増)
コア営業利益
690億円(同55.0%増)
営業利益
590億円(ー)
税引前利益
600億円(ー)
親会社の所有者に帰属する当期利益
420億円(ー)

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