大きな箱でユニークな空間に EARTHの新店は“一歩先”のミニマルを表現

プロダクト・技術
大きな箱でユニークな空間に EARTHの新店は“一歩先”のミニマルを表現

黒とグレーを基調とした内装のEARTH溝の口店

全国に250店舗以上を展開するEARTH(アース)グループの「溝の口店」は、クセや骨格、ファッション、髪質に合わせた“美髪プランニング”をコンセプトに掲げる。その思想と客層に配慮した空間設計で、高級感とミニマルさを両立させている。

ミニマル空間に“箱”を挿入するレイアウト

「EARTH溝の口店」は2025年8月にオープン。溝の口駅は京急田園都市線・大井町線、JR南武線が交差する利便性の高いエリア。JRや東急の駅から徒歩4分という利便性の高い立地に、セット面14席、シャンプー台4台を備える。

無彩色と高級感のある素材でまとめられ、落ち着いた雰囲気のセット面

内装はグレーや黒を基調に、石素材を用いた重厚な設えとした。ロッカーからシャンプーブースまでを一体に見せ、大きな空間に箱がはまり込んだ構成を採用。ロッカーも同素材で製作し、統一感を高めている。ラグジュアリーに振り切りながらも過度に装飾せず、直線的で無駄のないデザインにまとめた。

エントランス正面の受付は、ロッカーと一体型となった大きな箱型
受付からシャンプーブース(写真左奥)をセット面側から見ると、ひと続きの大きな箱のような形に

造作ミラーと大理石柄で演出する高級感

セット面の鏡は手作りの造作。1枚の大きなテーブルに鏡が置かれているような設計とし、空間に伸びやかさをもたせた。素材には大理石柄のメラミン化粧板を採用し、コストと意匠性を両立。

シンプルな構成の中に質感で奥行きを与え、高級感を演出している。

天井や壁の素材によるシンプルな印象の中に、特別な造作のセット面が映える

無骨さを和らげる照明のバランス

客層は女性を中心に幅広い世代が来店する。無骨になりがちなミニマルデザインを中和するため、照明は柔らかさを重視。ライン照明を基調に、窓際には間接照明を仕込み、陰影で空間に温度を加えた。

天井は躯体現しだが、窓際のみ照明を仕込めるような造作をつくった
待合の天井にも間接照明を施し、空間の印象を和らげる

設計を担当したのはタフデザインプロダクトの稲村友輔氏。

「ラグジュアリーなデザインはやり切れば美しいが中途半端になりやすいのが難しいところです。素材のミックスやレイアウトでトレンド感を出しつつ、全体のバランスを取ることを意識しました」と話す。

大空間に箱を挿入する構成も、レイアウトの面白さでバランスをねらったのだという。コンセプトを突き詰めながらもほどよい抜け感を両立させた設計がサロンのコンセプトを支え、創業30年を超えるEARTHグループにも新しい風を吹き込んでいる。

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