日本ロレアル新社長にジャン-ピエール・シャリトン氏 現APACリュクス事業本部GM、11月1日付

経営・業界動向
日本ロレアル新社長にジャン-ピエール・シャリトン氏 現APACリュクス事業本部GM、11月1日付

日本ロレアルは2021年9月28日付で、社長人事を発表した。

ロレアル アジア太平洋地域(APAC)のロレアル リュクス事業本部ゼネラルマネージャーを務めるジャン-ピエール・シャリトン氏が、11月1日をもって代表取締役社長に就任する。

タイ、韓国、イギリス・アイルランドでリュクス事業本部長歴任

シャリトン氏は、1991年に仏・ロレアル本社へ入社。ロレアルタイ、ロレアル韓国、ロレアルイギリス・アイルランドの現地法人3社でリュクス事業本部本部長を歴任。

ロレアルリュクス事業本部「ジョルジオ アルマーニ ビューティ」ブランドのグローバルプレジデントを経て、2013年より現職を務めている。

ジャン-ピエール・シャリトン氏 略歴

1991年 仏・ロレアル本社入社、スキンケアブランド「Biotherm」にてキャリアをスタート

1999年 L’Oréal Thailand(タイ)におけるロレアル リュクス事業本部 本部長に就任

2003年 L’Oréal Korea(韓国)におけるロレアル リュクス事業本部 本部長に就任

2005年 L’Oréal UK and Ireland(イギリス・アイルランド)におけるロレアル リュクス事業本部 本部長に就任

2008年 ロレアル リュクス事業本部「ジョルジオ アルマーニ ビューティ」ブランドのグローバルプレジデントに就任

2013年 現職(ロレアル アジア太平洋地域(APAC)のロレアル リュクス事業本部ゼネラルマネージャー)

シャリトン氏は就任にあたり「日本には、非常に精通した消費者、優れた小売業者、そして絶え間ないイノベーションの流れがあります。私たちの美を日本の消費者の皆様にお届けできることをうれしく思っています」と述べている。

なお、2015年から社長を務めるジェローム・ブリュア氏の今後については公表されていない。

昨年はリュクスブランド「タカミ」買収

ロレアルは1963年より日本での事業を開始し、1996年に日本ロレアル株式会社を設立。2020年末時点での社員数は2491人、2021年10月現在の取り扱いブランドは16を数える。

セルフ流通ブランドである「ロレアル パリ」のメイクアップ事業およびネイルブランド「エッシー」については年内での国内販売終了が決まっているが、対極にあるリュクスブランドについては、日本の「タカミ」を仏・ロレアルが昨年買収するなど積極的な姿勢が見られる。

ジャン-ピエール・シャリトン新社長のコメント全文

日本ロレアル新社長のジャン-ピエール・シャリトン氏

ロレアルは110年以上にわたり美の専業プレイヤーとして美の創造に捧げてきました。美とは強い力です。自己表現の力であり、自信や自由を与えてくれるものであり、地球とそこに暮らす私たちにポジティブな影響をもたらしてくれます。

ロレアルは『世界をつき動かす美の創造』をパーパスとして掲げており、世界中一人ひとりの消費者にオーダーメイドの美を創造し、提供することを目指しています。

日本ロレアルはグループの戦略的な最も創造拠点のひとつです。日本のブランドである「シュウ ウエムラ」「タカミ」のクリエイティブ本部や、戦略的なリサーチ&イノベーションセンター、ロレアル リュクス事業本部の東アジア全域における製品を製造する工場、さらには日本でのGTM(Go-to-Market)戦略を推進するチームを全事業本部に擁しています。

この度、日本法人の代表取締役社長に任命されたことを光栄に思います。日本には、非常に精通した消費者、優れた小売業者、そして絶え間ないイノベーションの流れがあります。私たちの美を日本の消費者の皆様にお届けできることをうれしく思っています。

私たちのイノベーション、テクノロジー、デジタルの卓越性、そしてチームの絶え間ない献身を通じ、日本の消費者の皆様に優れた製品とサービスを提供していくとともに、環境、コミュニティ、社会へのすべての取り組みに完全にコミットしていきます。

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