カテゴリー: 特集・インタビュー

28.【食事の方法/脂質編】生涯理美容師の身体づくり!バズーカ岡田の最強ストレッチ&エクササイズ

「良い脂質」と「悪い脂質」を見極めよう

青魚の油は「良い脂質」

青魚やアボカド、オリーブオイル、ココナッツオイルなどから質の良い脂質を摂取できます

日常生活で、私たちは脂質を口にする機会が非常に多くなっていますが、その「質」はどうでしょうか。たくさん摂ってしまう分、どのような脂質を摂るかを考えるべきです。

おすすめなのはイワシやサバなどの青魚の油です。サバ缶は大人気になりました。青魚の油にはオメガ-3などの不飽和脂肪酸が多く含まれています。ほかにも、オリーブオイル、ココナッツオイル、アボカドなどから質の良い脂質を摂ることができます。

注目の脂質「MCTオイル」

脂肪の代謝を高めて直接エネルギーになってくれるMCTオイル

脂質の中でも、おすすめしたいのがMCTオイルです。MCTとは中鎖脂肪酸のこと。これはかなり注目されています。

理由は明白です。脂質は糖質に比べるとエネルギーになりにくい栄養素ですが、中鎖脂肪酸は脂肪の代謝を高めて直接エネルギーになってくれる油なのです。

私が監修した「SIXPACK低糖質プロテインバー」(UHA味覚糖)にもMCTオイル入りのものがあります。

固形の油は「悪い脂質」

逆に摂りすぎると良くないのはバターや牛脂です。

バターや牛脂に多く含まれている飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールや中性脂肪を増加させ、肥満や生活習慣病、脳卒中などの原因になります。固形の油の摂り過ぎはあまり良くないと覚えておいてください。

脂質の摂りすぎは「心筋梗塞や脳梗塞などの原因に」

飽和脂肪酸を多く含む肉の脂身や生クリーム、インスタントラーメン、バター、ラードなどの加工食品は要注意!

脂質を摂りすぎると中性脂肪やコレステロールが増えていきます。血の中に中性脂肪やコレステロールが多すぎる状態を、脂質異常症(高脂血症)といいます。脂質異常症は動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞などの原因になります。

脂質異常症の原因としては、飽和脂肪酸の摂りすぎが挙げられます。飽和脂肪酸は肉の脂身、バター、ラード、生クリーム、インスタントラーメンなどの加工食品に多く含まれています。

脂質を摂りすぎていると感じる人は、食生活を見直した上で、日常の運動を増やすなど、身体に良いことをするように心がけましょう。身体に良いものを食べて、運動をする。これに勝るものはありません。

今日のまとめ

今回は正しい食事の方法の中の「脂質」についてお伝えしました。毎日の食事どきに、少しでも意識してみてください!

次回、連載第29回「食事の方法・タンパク質編」は7月26日(火)公開です。毎週アップしていくので、一緒に続けていきましょう!

以上、バズーカ岡田でした!

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バズーカ岡田(岡田隆)

日本体育大学体育学部教授/理学療法士

日本オリンピック委員会科学サポート部門員/日本ボディビル&フィットネス連盟ジュニア委員長/株式会社ジムガレージ取締役
1980年生まれ、愛知県出身。日本体育大学体育学部卒業、日本体育大学大学院体育科学研究科修了(体育科学修士)、東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。トレーニングは「心と体を鍛えるもの」をポリシーに、自らも選手・ボディビルダーとして活動しつつトレーニングを指導。骨格筋評論家として「ホンマでっか!?TV」などメディア出演多数。自身がプロデュースするジム「STUDIO BAZOOKA」、ボディケアスタジオ「ACTIVE RESET」を運営。
▽STUDIO BAZOOKA=studiobazooka.com
▽ACTIVE RESET=activereset.com
▽YouTube=バズーカ岡田の筋トレラボ

監修/岡田隆(バズーカ岡田)、八角卓克 構成・編集・取材/大徳明子 取材・文/大山くまお 撮影/上米良未来

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