理美容師さんの「忘れられないお客さま」 ―あなたの思い出、聞かせてください

特集・インタビュー
理美容師さんの「忘れられないお客さま」 ―あなたの思い出、聞かせてください

毎日たくさんのお客さまが訪れるサロンは、多くの出会いと別れのある場所です。

理美容師さんの「忘れられないお客さま」を聞きました。

2023.07.15更新(2022.11.14公開)

大ファンの来日アーティストに会うきっかけをくれた通訳さん(kasane・内記敬さん)

The Avalanchesのサイン入りレコード

僕の大好きなThe Avalanches(アヴァランチーズ)というオーストラリアのDJグループに、直接会うきっかけをくれた通訳の方です。

きっかけは、2011年から書いていた音楽の趣味全開のブログです。

2018年に、彼らがフジロックのために来日した時、その通訳さんがブログを見て来店し、彼らの滞在しているホテルに招待してくれました

■ 出典:プライベートサロンで自分のペースで(kasane 内記敬さん) Jobシンガー・missatoが行く(7)(2023.07.07)

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嬉し涙を流して喜んでくれた(on the corner・山崎さん)

山崎研人さん(高円寺on the cornerの美容師で店長)

割と最近のことなんですけど、施術の終わりに、涙を流して喜んでくださったお客さまがいたんです。

ずっと多毛に悩んできた40代くらいの女性で「こんな髪型になれたことがない」とすごく喜んでくれました。あの嬉し涙は忘れられないですね。自分の技術で、悩んでいる人を救える喜びはひとしおです。

■ 出典:「止まらない、変化する生き様」(オンザコーナー 山崎研人さん)Jobシンガー・missatoが行く(6)(2023.05.16)

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手を合わせて感謝を表現するおばあちゃんの姿(Barber151・吉田さん)

登戸で理容室「Barber151」を営む吉田信さん Jobシンガー・missatoが行く(5)

忘れられないお客さまは、高齢者施設での出張ヘアカットで出会ったおばあちゃんです。

年齢を重ねている方々は、声を発したり表情をつくったりすることが難しくなるんですよ。そのおばあちゃんも声を発しにくいようでしたが、髪をカットし終えたところ、手を合わせて感謝の気持ちを伝えてくれました。

言葉を発せられなくても「ありがとう」と行動で示してくれたおばあちゃんの姿を見て、思わず涙が出そうになるほど感激しました

実はその当時、お酒におぼれて精神状態はボロボロでした。自分の弱さゆえにいろんな人を傷つけて、まさに人生のどん底でしたね……。自分が大嫌いだったし、周りにも迷惑をかけまくっていました。

そんなときに、自分が髪を切り、感謝してもらえたことで救われました。そして、これからは精一杯、人のために生きようって思ったんです

だから今でもどんなに忙しくても、高齢者施設で月2回はヘアカットをするようにしているんですよ。僕の活動が、少しでも世の中のためになっていればいいなと思っています。

■ 出典:人情深さが多世代を惹きつける Barber151 吉田信さん Jobシンガー・missatoが行く(5)(2023.03.16)

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「あんたが死んだらどこで髪を切ったらいいか分からない」(ドント・希世美さん)

とあるお客さんに、とても印象的な言葉をいただきました。

あんたが死んだらどこで髪を切ったらいいか分からない。だから、死なないでね」って言われたんです。

その人は、他人に髪の毛を触られるのがイヤで、私以外の人には触れられたくないそうです。私を美容師として選び、本当に信頼してくれているんだなと、うれしい気持ちが込み上げてきました

私はやりたいことをしているだけで、お客さんから受け取ることばかりだなぁと思いますね。

■ 出典:型破りを貫く! 西荻窪音楽美容室 DON’T 希世美さん Jobシンガー・missatoが行く(4)(2023.02.16)

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山梨から駆けつけてくれた「両親」、今も毎月来てくれる「兄」(マジコ・嶋佐昌大さん)

嶋佐昌大さん(Magico)

忘れられないお客さまは、両親です。

スタイリストデビューが決まると、親父はバイクを飛ばして髪を切りに来てくれました。母親はグレイカラーに染めて、ミディアムくらいの長さにカットしました。2人ともわざわざ山梨から髪を切りに来てくれて、めちゃくちゃうれしかったです

学生時代、親にはいろいろ迷惑をかけてしまったので、美容専門学校に行ってからは、当たり前のことを当たり前にやると決めていました。スタイリストデビューするのにもけっこう苦労して3年半かかったので、両親の髪を切った時は感慨深かったなあ。

4歳上の兄(お笑い芸人・ニューヨークの嶋佐和也さん)も、僕がスタイリストになる前から、毎月1回ずっと来てくれています

テレビに出る前も売れた後も、ずっと僕に任せてくれているので、いろんな髪型を提案して、どんな風にするか話し合って決めています。

■ 出典:「エンタメおじさん」になりたい! マジコ 嶋佐昌大さん Jobシンガー・missatoが行く(3)(2022.12.07)

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いつもお任せなのに「全然上手くなかったね」 (ベルベット オン ザ ビーチ・桜井章生さん)

桜井章生さん(Velvet on the Beach)(Jobシンガー・missatoが行く)

東京に出てくる前、京都で3年くらい美容師をやっていたんですけど、その時に出会ったお客さまが忘れられないですね。

いつも「お任せで」って言ってくれる40歳前後の女性。

全てを任せてもらえるのがうれしくて、いつも一生懸命いろんなスタイルをやらせてもらっていたんですが、最後に「桜井くんって全然上手くなかったね」って言われたんですよ 笑

だけど続けて、「毎回すごい髪型になったなぁって思ってたよ。けどね、人生の中でこんなに美容室が楽しかったことがなかったの。ずっと美容室に来るのが楽しみだった!」って言ってくれたのがずっと残っていますね。

■ 出典:ロックでブレない! ベルベット オン ザ ビーチ 桜井章生さん Jobシンガー・missatoが行く(2) (2022.11.13)

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「シャンプーでの初指名」、そして「何も言わずに去った仲良し」 (マニックマンデー・有栖川ヨハンさん)

ギターを抱える有栖川ヨハン氏(Manic Monday)

いい思い出と苦い思い出、両方あります。いい思い出は、一番最初に指名してもらえた時のことです。

同期はみんな器用で自分はどちらかというと落ちこぼれでした。何かひとつ絶対に負けないものをつくりたいと思い、基礎であるシャンプーを極めることにしたんです。

お客さまの好みを聞いて研究したり、先輩につきっきりで教えてもらったりしていたら、ある時、お客さまからシャンプーで指名してもらえたんです。それが一番最初に自信がついた経験でしたね。

次に、苦い思い出の方。若い頃はヘビースモーカーでした。ある時、すごく仲が良かったお客さまが来店される前、昼休憩でタバコを吸ったんです。

その方はタバコを吸わない人で、「失礼します」と髪を触った瞬間、少しイヤな顔をして。その後、二度と来店してもらえませんでした。

本当の理由はわからないですけど、ものすごく後悔が残りました。良い気持ちで帰っていただくのが、美容師という仕事の使命だと思います。これがきっかけで禁煙しましたよ、僕。

■ 出典:ギターも売る美容室「マニックマンデー」 Jobシンガー・missatoが行く(1) (2022.08.24)

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★エピソード大募集! あなたの思い出、聞かせてください

ビュートピア編集部では、理美容師の皆さまの「忘れられないお客さま」についてのエピソードを募集しています。

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