
NHDK70周年の記念イベントについて会見する横田敏一理事長。国内外にデザイン協会の存在感を示す機会になると期待
2026年に創立70周年を迎える「日本ヘアデザイン協会(NHDK)」。2026年1月20日に東京・新宿のハイアットリージェンシーで執り行われる70周年記念イベントの詳細を発表する会見を実施し、横田敏一理事長は協会の歩みと今後の展望についても熱く語った。
創立以来、日本人の髪を、日本人の手で美しくデザインすることを使命に

冒頭、横田理事長は協会の歴史を振り返り、「NHDKは1957年、昭和32年に創設され、来年で70年を迎えます。創立以来、日本人の髪を、日本人の手で美しくデザインすることを使命とし、技術と感性を磨き続けてきました」と述べた。創設当初からの志は変わらず、今もなお協会の中核に息づいていると強調した。
現在の執行部体制について「理事や委員たちとともに、70周年という大きな節目にふさわしいステージをつくりあげるべく準備を進めています」と語った。今回の記念イベントは「協会の技術力を世の中に改めて発信する機会」と位置づけ、全国の会員とともに”全力の表現”を目指すと宣言した。
イベントは2部構成で行われ、第1部では70thスペシャルヘアショー、第2部では式典とディナーパーティーを予定。第1部ではベテランの技術力が披露される「レジェンドステージ」、新世代クリエイターによる「ネクストクリエーションステージ」、全国からの選抜メンバーによる「アクティブステージ」などを予定。「これらのステージは世代を越えて技術を継承し発展させる”NHDKの多層的な魅力”を表現、年齢や経験の壁を越えた新旧の融合による相乗効果に期待を寄せています」と語る。
70周年は「過去を祝うだけでなく、未来への出発点」

横田氏は「NHDKの特色として、単なる舞台演出ではなく、現場の技術者が日々のサロンワークに根ざした形で創作に挑むことに意味があります」と述べ、華やかさと現実性の両立を評価。「他団体にも素晴らしいステージがありますが、NHDKのメンバーが数多く登壇していることは、我々の技術力が広く認められている証だと思います」と誇りをのぞかせる。
最後に、「この70周年はこれまでの過去を祝うだけでなく、次の50年、100年へ向けての”未来志向型活動”の出発点です」と語り、記念事業に込めた強い思いをにじませた。

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