
喝采を送られるICDジャパンのヘアショーチーム
インターコワフュールジャパン(ICD Japan)は2025年5月31日から6月2日、ドイツ・ハンブルクで行われた「インターコワフュール モンディアル ハンブルク世界大会2025」にてガラショーに出演した。
ガラショーは世界で3チームのみが選ばれる本大会のメインイベント。日本チームのショーは大きな喝采と賛辞を浴びた。
情熱的な演出で魅せた日本の繊細な技術
日本チームは「EMOTION」のテーマのもと、赤を基調とした世界観の情熱的なステージを展開。
木下裕章氏(KINOSHITA GAIEN EAST STREET)、井手口庄吾氏(fabric)が繊細かつストイックなカットスタイルを披露した。


洗練されたセットスタイルで客席を魅了したのは計良宏文氏(SHISEIDO)、白坂春光氏(VISAGE)。
続けて庄司礼子氏(国際文化理容美容専門学校)は、厳かな十二単と束帯の着付けを披露した。



洗練されたモードなスタイルから伝統的な様式美までを幅広く見せ、日本美容文化の奥行きと充実ぶりを示した日本チームのステージ。
ステージのクライマックスにはスタンディングオベーションが起こり、大きな賛辞が寄せられた。
ショーには世界で選ばれた3チームのみが出演
ガラショー3日間にわたる当大会のハイライトといえるイベントで、加盟国・チームの中から3チームのみが選出される。日本のほか、ドイツチーム、ロレアル プロフェッショナルのチームが出演した。


100年の節目に美容業界のリーダーとしての役割を新たに
ICDジャパンの大林博之会長は7月10日に行われた記者発表会で、このステージの手応えについて言及。大会後も「日本のために(大会に)行ったようだ」といった賞賛のメッセージを受け取ったことを明かした。
創造性、職人技、そして美への情熱を大切にする世界各国の2000人を超える美容師のネットワークを通じて、後進の成功やビジネスとしての成功に向けて業界発展に貢献していきたいと意欲を示している。

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