
ジェイフロンティアの2025年5月期決算は、売上高は215億400万円で前年比21.4%増となり過去最高を達成、増収増益となった。全セグメントで伸びを見せ、黒字への転換を達成。
メディカルケアセールスのほか、ライブコマース事業などのヘルスケアマーケティングも好調で、成長をけん引している。
売上高、EBITDA、営業利益、経常利益、純利益
2025年5月期(2024年6月1日~2025年5月30日)※連結
売上高
215億400万円(前年同期比21.4%増)
EBITDA
9億円(ー)
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費+無形資産償却費
営業利益
2億9300万円(ー)
経常利益
2億3100万円(ー)
親会社株主に帰属する当期純利益
8700万円(ー)
セグメント別売上高の概要
事業 | 売上高 (千円) | EBITDA (千円) |
メディカルケアセールス | 5,735,197 (16.1%減) | 550,785 (-) |
ヘルスケアセールス | 6,082,339 (33.8%増) | 543,051 (39.9%増) |
ヘルスケアマーケティング | 9,686,959 (53.0%増) | 189,092 (2.7%減) |
メディカルケアセールス事業のSOKUYAKU・D2C事業の安定した推移に加え、ヘルスケアマーケティングサービスのライブコマース事業の伸長により計画比プラスで着地した。
医薬品のD2C・漢方シリーズ(生漢煎など)は、EC経由で継続的に高い成長を維持。
主な取り組み
2025年5月期(2024年6月1日~2025年5月30日)は、以下に取り組んだ。
〇 「SOKUYAKU」、47都道府県で処方薬当日配送サービスを提供開始(7月)
〇 ヘアケア・ボディケアブランド「LILAY(リレイ)」については、5商品を発売して、ラインナップを拡充。待望のインバスシリーズと新たなヘアスタイリングアイテムを発売した(2月)
インバスシリーズは健康で健全な頭皮・頭髪環境の土台づくりのための商品。「肌にやさしい、香りが良い、使いやすく高品質」というLILAYの特徴を受け継ぐことを目指し、長い時間をかけて開発。ヘアケアシリーズは通常の洗髪では髪や頭皮に残りやすい、スタイリング剤の残留物をしっかりとオフして定期的にリセットできる商品。

〇 Yahoo!ショッピング年間ベストストア2024で医薬品部門3位、Yahoo!ショッピング月間ベストストア2025年1月で医薬品部門2位をダブル受賞(3月)
〇 ジェイフロンティアグループ3社(ECスタジオ・ジャスティ・ONEST)合同で「ビューティーワールド ジャパン 2025」に出展(4月)
今後の予定
なお、2026年5月期(2025年6月1日~2026年5月30日)は、以下の取り組みを進める。
〇 医療機関のDX化を推進する「SOKUYAKU」事業のさらなる拡大や、医薬品D2C事業のラインナップ拡充を図る
〇 TikTok Shop運用支援サービスの提供を開始へ。D2Cの知見を活かし企業のEC成長を支援(6月)
〇 世界最大級のテレビ通販チャネル「QVC」にて「ライジング・スター・アワード」を受賞(7月)
〇 トレーニング系ブランド「FINESPORTS」から冷感×香りを楽しむ「アイスバーム 40g」発売(7月)
〇 3カ月で11万個を完売した漢方肥満症薬第二弾「防已黄耆湯錠 SX」の満量処方タイプを発売(8月)
通期の業績予想
2026年5月期については、売上高は9.7%増の236億円を予想。営業利益については11.3%増の3億2700万円を見込む。
2026年5月期(2025年6月1日~2026年5月31日)※連結
売上高
236億円(前年同期比9.7%増)
EBITDA
10億1500万円(前年同期比12.7%増)
営業利益
3億2700万円(同11.3%増)
経常利益
2億4000万円(3.7%増)
親会社株主に帰属する当期純利益
1億円(同14.2%増)

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