
ミュゼ・メディア・HDと新生ミュゼプラチナム社は2025年8月13日より、エックスモバイルと提携して格安通信サービス「ミュゼモバイル」の提供を始めた。
美容も通信も格安で
脱毛サロン「ミュゼプラチナム」は大型倒産となり、運営会社のMPHの破産手続きが18日より開始されたが、これとは別法人。
>> ミュゼプラチナムが破産 債権者約20万人、負債総額約260億円、脱毛サロンで過去最大規模
ただし、MPHは3月31日付で社長交代を行っており、現・新生ミュゼプラチナム社代表の三原孔明氏から現・ミュゼ・メディア・HD代表の高橋英樹氏へバトンタッチした。このため別法人ではあるが元々の関係者によるもの。
今年3月に設立された新生ミュゼプラチナム社は、MPH社から一部店舗を引き継ぎ、現在9店舗を展開している。なお、三原氏は業務用脱毛機BYMACH(バイマッハ)で知られるレナード社の代表も務めている。
新事業の格安スマホは、SIMプランとWi-Fiプランを用意。SIMプランは月額1GB・650円から50GB・3480円までの5段階制、Wi-Fiプランは990GBで3800円(価格はすべて税別)。
オリジナル化粧品やスマホのセットも
現在実施している特別キャンペーンは、契約から3カ月間が月額100円で、ミュゼの全身脱毛1回がセットとなっている。
施術は、全国の「どこでもミュゼ」登録店舗で受けられる。ミュゼのオリジナルコスメや施術を組み合わせた特別プランも順次開始する予定。また、ミュゼプラチナムの店舗ではiPhoneのセットプランを計画している。
なお、「どこでもミュゼ」は、どこでもミュゼプラチナム社によるフランチャイズで、現在、全国285店舗のサロンが加盟している。
格安の脱毛で事業を拡大したものの予約が取れないなどの問題が起き、ついには経営破綻したミュゼプラチナム。その商号を受け継いで再生を図る新会社が始める、格安と格安を掛け合わせた事業。その動向が注視される。

■ あわせて読みたい
>> ミュゼプラチナムが破産 債権者約20万人、負債総額約260億円、脱毛サロンで過去最大規模
