
ビューティガレージの2026年4月期第1四半期連結決算(2025年5月1日~7月31日)の売上高は90億1233万円で、前年同期比14.3%増だった。
新旧物流センターの並行稼働による一時的なコスト増により、営業利益、経常利益、純利益は減益となった。
売上高、営業利益、経常利益、純利益
2026年4月期第1四半期決算(2025年5月1日~7月31日)※連結
売上高
90億1233万円(前年同期比14.3%増)
営業利益
2億3982万円(同23.9%減)
経常利益
2億4268万円(同22.3%減)
親会社株主に帰属する当期純利益
1億6287万円(同33.3%減)
※包括利益 1億7483万円(同28.9%減)
セグメント別の業績概要
ビューティガレージの第1四半期は、物販事業、店舗設計事業、ソリューション事業の全セグメントで売上高が伸長した。
特に店舗設計事業は前年同期比49.3%増と大きく成長し、ソリューション事業も同22.0%増と堅調に推移した。
一方で、新物流拠点(柏FC)の一部稼働開始に伴う物流関連コストの増加が利益を圧迫する形となった。物流拠点の並行稼働による人材派遣費用の一時的な増加、マテハン設備の減価償却費用の計上開始などが販売管理費を押し上げた。
事業 | 売上高 (千円) | セグメント利益 (千円) |
物販 | 7,569,720 (11.1%増) | 233,978 (26.7%減) |
店舗設計 | 770,680 (49.3%増) | △5,458 (-) |
ソリューション | 671,933 (22.0%増) | 57,508 (12.2%減) |
主な取り組み
2026年4月期第1四半期(2025年5月1日~7月31日)は、次の通り。
○ 新物流拠点(柏FC)の一部稼働を開始。物流拠点は東西3拠点体制となった(7月)
○ 有形固定資産の減価償却方法を定率法から定額法に変更(5月)
○ クリニック案件の受注を拡大し、店舗設計事業の非美容サロン向け売上構成比が37.0%に上昇
○ 「店舗大家No.1企業」実現に向けた営業体制強化のための人員を増加
○ 「カラー剤容器回収プロジェクト」での総回収本数が300万本(重さ約30トン、提供サロン数3616サロン)に到達(8月)
○ 小中学生向けチャリティヘアカットイベント「夏休みチャリティヘアカット」を開催(8月)
>> ビューティガレージと人気サロンが「夏休みチャリティヘアカット」 収益は全額寄付
今後の予定
なお今後は、以下の取り組みを進める。
○ 新物流拠点(柏FC)の本格稼働と出荷の一本化(東日本エリア向け化粧品・材料出荷)を第2四半期期間中に実施
○ オートメーション化された新物流拠点の稼働により、下期以降は販管費圧縮効果が発現する見込み
○ アナリスト・機関投資家向けに新物流拠点の見学会を開催する
2026年4月期の業績予想
2026年4月期(2025年5月1日~2026年4月30日)※連結
通期の業績予想について、修正はない。
売上高
380億8000万円(前年同期比12.9%増)
営業利益
18億4100万円(同15.5%増)
経常利益
18億3000万円(同15.5%増)
親会社株主に帰属する当期純利益
12億9100万円(同26.7%増)
■ あわせて読みたい