
メンズパーマの定番化は、理美容室の安定経営にも寄与する
ここ数年、若い男性の間で「黒髪+パーマ」が流行し、理美容室の業績にも貢献しているが、最新の消費者アンケートによると、若年層からのニーズは落ち着きつつある様子。一方、中高年に受け入れられる余地がありそうだ(出典「サロンユーザー調査[男性版]2025年ダイジェスト版」[NBBA全国理美容製造者協会])。
10~20代男性のパーマ人気が一段落?

パーマヘアについて、15~19歳男性の12.0%、20代男性の11.5%が「現在パーマをしている」と答えている。ただし、前年に比べるといずれも減少しており、人気は一段落しつつあるようだ。
「現在パーマをしている」と答えた人の世代別割合
2024年 | 2025年 | |
15~19歳 | 17.1 | 12.0 |
20代 | 13.9 | 11.5 |
30代 | 8.3 | 7.4 |
40代 | 3.6 | 6.0 |
50代 | 2.5 | 2.7 |
60代 | 1.7 | 1.3 |
70代 | 0.3 | 1.6 |
40代以上の需要が微増傾向
若年層のパーマ減少傾向とは対照的に、40代以降の利用率は、おおむね増加している。ヘアファッションとして、またボリュームダウンのカバーとしてなど目的は人それぞれだろうが、大人の男性客へのパーマは、理美容室にとって「提案してみる価値があるメニュー」ではないだろうか。
調査概要
▽ 対象=全国の15歳〜79歳までの男性 2000人
▽ 調査期間=2025年5月8日〜5月12日
▽ 調査方法=インターネット調査
▽ 実施機関=株式会社QO

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