アジュバンHD中間は減収減益 ヘアカラー事業強化で通期は6.5%の増収目指す

経営・業界動向
アジュバンHD中間は減収減益 ヘアカラー事業強化で通期は6.5%の増収目指す

アジュバンホールディングスの2026年3月期第2四半期(2025年3月21日~9月20日)は、売上高が前年同期比10.8%減の18億5500万円、営業利益は2100万円の赤字だった。

ヘアケア、スキンケアともに売上が前年を下回り、減収減益となった。

売上高、営業利益、経常利益、中間純利益

売上高

18億5500万円(前年同期比10.8%減)

営業利益

△2100万円(―)

経常利益

△1500万円(―)

親会社株主に帰属する中間純利益

1500万円(同12.4%減)

セグメント別売上高

区分スキンケア
(百万円)
ヘアケア1282
(5.6%減)
スキンケア661
(15.4%減)
その他48
(54.3%減)

ヘアケア事業は、ヘアケア&スタイリングブランド「muts(ミューツ)」に新ラインを追加。前年同期と比べて取引サロン数は増加したが、既存商品の不調を吸収できず、5.6%の減収となった。

その他事業の売上高は前年同期から半減した。育毛剤についてはWeb集客の導線を見直したものの限定的な効果に留まった。

主な取り組み

2026年3月期第2四半期(2025年3~9月)は、ヘアケアの新商品、ヘアカラーの追加色を発売した。

〇 業務用カラー事業強化のため、子会社間の合併を実施。アジュバンコスメジャパンがシアー・プロフェッショナルを吸収合併(3月)

○ 新規AS(アジュバンサロン)契約制度を見直し、新規登録制度へ移行。従来の新規AS登録時10万円以上の条件を撤廃した(3月)

〇 新ブランド「nyu by ADJUVANT(ニュウ バイ アジュバン)」の第1弾として、オイルを細かな泡状にしたアウトバストリートメントの新商品「nyu color care treatment(ニュウ カラーケアトリートメント)」を発売した(6月)

〇 「ミューツ」の新ライン「muts totte(ミューツトッテ)」から、ヘアアイロンの働きを高める「ミューツトッテ スリークミルク」と、ハリを伸ばす成分を配合したスタイリング剤「ミューツトッテ ボンディングゲル」を発売した(6月)

○ カラー剤「LOOP SHEERD. COLOR(ループシアードカラー)」のファッションカラー・グレイカラーの追加色を発売(6月)

○ 店販活性化のため「店販コミュニケーションスキルセミナー」など店販特化型の実践的セミナーを開始(7月)

今後の予定

なお、2026年第3四半期(2025年9月~12月)は以下の取り組みを進める。

○ 4月にリリースしたサロン向けサポートアプリ「Mite ppli(ミテプリ)」を強化。情報発信の頻度を高め、セミナーの申し込み数の増加を図る

○ AIで肌診断を行うアプリ 「Mite Photo」のサロン導入サポートを強化する

通期の業績予想

2026年3月期(2025年3月21日~2026年3月20日)※連結

通期の業績予想について、修正はない。

売上高

43億6500万円(前年比6.5%増)

営業利益

1億2600万円(同0.4%減)

経常利益

1億2700万円(同5.4%減)

親会社株主に帰属する当期純利益

7300万円(同81.5%増)

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