ミルボン、ロート製薬、Haleonジャパン、東陽倉庫 リレー型コネクト共同輸送で物流パートナーシップ優良事業者として表彰

経営・業界動向
ミルボン、ロート製薬、Haleonジャパン、東陽倉庫 リレー型コネクト共同輸送で物流パートナーシップ優良事業者として表彰

左から東陽倉庫常務執行役員の山本昭人氏、ミルボン取締役の鴻池一信氏、経済産業省審議官の浅井俊隆氏、ロート製薬代表取締役社長の瀬木英俊氏、HaleonジャパンNorth Asia Quality and Supply Chainリードの金永東(キム・ヨンドン)氏

ミルボン、ロート製薬、Haleon(ヘイリオン)ジャパン、東陽倉庫の4社は2025年12月23日、令和7年度グリーン物流パートナーシップ会議の物流パートナーシップ優良事業者表彰において、部門賞「物流構造改革表彰」を共同受賞した。

経済産業省と国土交通省が物流改革の功績を表彰

物流パートナーシップ優良事業者表彰は、経済産業省と国土交通省の両省が応募を受け付け、物流分野における環境負荷低減や生産性向上、構造改革に向けた取り組みで顕著な功績のあった事業者を表彰するもの。

ミルボン、ロート製薬、Haleonジャパンの3社は、東陽倉庫の協力のもと、配送ルートの共通性を活かし、製造拠点と倉庫間をリレー方式で繋ぐ共同輸送を2025年8月から開始。パレットサイズ、輸送量、製品安全性など各社の制約条件をクリアした共同輸送の実現や、ドライバーに過負荷をかけない運行体制の構築、環境負荷低減への貢献が評価された。

製造拠点と倉庫をリレー方式で接続

従来、各社は効率的な輸送に取り組んできたが、パレットサイズや輸送量、製品安全性などの制約から、単独での輸送効率改善に限界があった。

共同配送に適した製品選定、積載技術の検証、品質テストを実施。製造拠点と倉庫間をリレー方式で繋ぐことで、積載効率を最大化し、長距離輸送でもドライバーに過負荷をかけない運行体制を構築した。

環境負荷低減とドライバー働き方改革に貢献

週1回の共同配送を実施した場合、積載率は13.7%向上し、年間でトラック102台、総合輸送距離1万5428kmの削減を見込む。CO2削減量は年間13.3トンとなる。

コスト面でも18.4%削減、1運行単価19.2%改善を実現。ドライバーの雇用環境改善にも寄与する。

4社は今後、協力企業を増やして拠点拡大を目指すとともに、物流DXを推進し、積載率の最適化や省人化をさらに進める。

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