
今年初めての本格的な国会が18日から始まりました。
様々な課題が山積している中で、一体どんな内容が議論されるのか?
今回の「週刊タイパニュース」では、最新の政治情勢について解説していきます。
今年の国会がようやく開催!
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動している宮原健太です。
衆院選の結果を受けて初めての特別国会が18日に始まりました。
前回にも解説した通り、選挙戦では自民党が大勝して議席を大きく伸ばしたわけですが、国会ではどのような内容が議論されるのでしょうか。
今回は、ようやく始まった国会の行方について解説していきます。
1カ月遅れの国会に
まず、そもそもの前提として、通常の政治スケジュールであれば、1月に国会が開かれ、そのまま6月までの150日間、さまざまな議論が行われることになっています。
しかし、今回は1月に開かれた通常国会の冒頭で衆議院が解散され、そのまま衆院選に突入してしまったので、これまで実質的には国会はスタートしていませんでした。
その結果、来年度予算の審議に大きな影響を及ぼす事態となっています。
予算審議が遅れ、国民生活に影響も
「経済対策は国会でどう議論されているの?」で解説した通り、政府は来年度予算を成立させなければ、4月から使える予算がなくなってしまいます。
ただ、政府が使えるお金が完全になくなると行政全体に甚大な影響を及ぼしてしまうため、国家を運営するための暫定予算を組むことができます。
しかし、暫定予算に計上できるのは必要最低限の内容だけなので、年度で変わる予定だった政策が実行できなくなる可能性があります。
具体的には4月から始まる予定の給食費の無償化や高校授業料の無償化の拡充などができず、国民生活に影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。

強引な国会運営の懸念も
こうした懸念がある中、高市首相は「年度内の予算成立を目指す」と記者会見で表明しました。
しかし、通常は衆議院と参議院で計約2カ月間かけて予算審議は行われます。
これから予算審議が始まることを考えると、3月末までに成立させることは不可能なのですが、高市首相は国会審議を縮小してでも予算審議を急ぐ構えです。
ただ、国会審議を過度に縮小するのは国会軽視であり、野党からの反発も予想されます。
自民党が衆院選で大勝した結果をもとに、強引な国会運営をしてしまうのか。
高市首相の姿勢が問われる事態になっています。
次回は別のニュースについて解説します!
ぜひ、お楽しみに!

宮原 健太
ジャーナリスト、YouTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。YouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」ではバーチャルYouTuberとしても活動しており、日々のニュースを分かりやすく解説している。
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文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)
