
美容師向け求人サイト「リクエストQJ」で有名なセイファート。2024年12月期第3四半期は、「リクエストQJナビ」と「リクエストQJエージェント」が低調だった。デジタルマーケティングセクションを新設し、売上回復を図る。
引き続き「リクエストQJナビ」が低調
美容師と美容室経営企業をつなぎ、働く場を提供するセイファート。2024年12月期第3四半期は、「リクエストQJナビ」と「リクエストQJエージェント」の売上減により、減収減益となった。
中でも、「リクエストQJナビ」の売上減は顕著。公式アプリのリリースやSEO対策強化など、ユーザーの利便性向上を図ったものの、掲載件数が減少した。
デジタルマーケティング体制を強化
業績向上に向けた取組みとして、デジタルマーケティングセクションを新設。各事業部に分散するWebマーケティング機能を集約し、デジタルマーケティング体制を強化する。5つの戦略で売上回復を図る。
①「リクエストQJナビ」と「リクエストQJエージェント」への注力
掲載件数の減少の背景には、顧客の期待に添える結果を提供できなかったことが挙げられる。安売り攻撃をしていた競合他社が優位になる結果となった。反響効果を上げるため、ナビとエージェントについては、ユーザーに選んでもらえる商品開発を行う。
②ユーザーデータを一元管理
分散していた営業部門をひとつに統合。より統制が取れた営業組織の構築に取り組む。商品効果の最大化を図るため、社内に分散するさまざまなユーザーデータを一元管理する。
③プロモーションコストの削減
ユーザーの機会損失の最少化とプロモーションコストの削減を目指す。
④ライフステージに寄り添うサービスの提供
ライフステージは美容学生・美容師・美容室経営企業の3つ。美容学生・美容師のライフステージに寄り添うサービスの提供を目指す。
⑤好調な商品の積上げを加速
好調に推移している美容室メディア「ビューケット」「タブレット・レンタル」「EC」については、今後さらに収益の増加を図る。
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