【通常営業サロンの声】新型コロナでも通常通り営業を続けている美容室・美容師の思い

経営・業界動向
【通常営業サロンの声】新型コロナでも通常通り営業を続けている美容室・美容師の思い

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、通常通りの営業を継続している美容室も数多くあります。その経営者、従業員はどんな思いを抱えているのでしょうか。

ビュートピアでは、2020年4月11日(土)~15日(水)の5日間、「【緊急アンケート】新型コロナウイルスで美容室を休業しますか?営業を継続しますか?」を行いました。

アンケート結果全体はこちら

完全休業サロンの声

制限営業サロンの声

この記事では「通常営業サロン」の方からの「ご意見・ご要望、いま不安に思われていることなど、ご自由にお書きください」への声を、回答者の立場別にまとめました。

法人サロン経営者(12面以上)

「日本全部でやらないと、効率が悪く、何度も要請が来そう」

「売上補償もなく、予約をキャンセルまでして休業を要求するのはおかしな話」

法人サロン経営者(5~11面)

「休業するべきかもしれませんが、補償金がないと固定費・家賃負担が多く、倒産してしまう」

「休業した後での経営の維持が出来ないため、営業せざるを得ないです。従業員にはもちろん10割給料保証する代わりに営業します」

「(不安に思うのは)福岡のクラスター問題で確実に美容室が敬遠されると思うことと、美容室の営業許可は都内でおりたが、そのことで美容室が危険という認識が確実に増えたから、確実に来店(サイクル)が伸びると思う」

「(不安に思うのは)家賃、税金、社会保険料の支払い」

「緊急事態宣言から美容所が除外されていると、200万貰える助成金は申告できるのかが不安ですね」

個人事業主(従業員がいる/12面以上)

「現在は営業を続けていますが、県が緊急事態宣言を発令したら閉める方向で考えてます。いつまで続くか考えたら不安になりますが、必ず良くなると信じて静かにしてます。沖縄は米軍基地があり外出禁止になってます。同じように島で対応の違いにも戸惑います」
※編集注:緊急事態宣言が全国に拡大される前の回答です

個人事業主(従業員がいる/5~11面)

「家賃やスタッフの給料、借入の返済ができるのか心配」

「この状況がいつまで続くのか?先が全く見通せない不安!」

「密着せざるを得ない仕事なのになぜ自粛要請対象にしてくれなかったのか。従業員の給料もあり営業せざるを得ない。従業員や来店客の安全に不安を感じる。もし自分の店舗で感染がおきたらと思うと気が気でない。
要請対象外では保証も見込めないし、近隣の美容室が一斉に自粛できる状況でないと自分の店だけ休業したら再起不能になる。
休業したいが現状では営業せざるを得ない。営業していても日に日に客数減少していてこのままでは事業継続すら危うい。今からでも追加要請してほしい」

「自己破産を検討しております」

個人事業主(従業員がいる/4面以下)

「地方ですが、だんだん感染者が増えてくると、店を開けると言うだけで『悪』というイメージを持たれそうで怖い」

「(不安に思うのは)客数の低下、クラスターの危険性」

「お店を開けていても、メディアでは自粛しろなど常に言っていて、ツイッターなどをみると、一般の人から怖い、閉めろ、殺す気か?など書かれていて見てる側からでも怖い!こんな文章見てると、今は行きたくないなって思ってしまう。
国が家賃、人件費の協力を一日でも早く手伝って欲しい。逆の立場だったら、わかるはず」

個人事業主(従業員はいない/5~11面)

「営業しているとはいえ、世の中の経済が悪化を辿ると、売上低下がどこまで行くのか心配しています」

個人事業主(従業員はいない/4面以下)

「コロナウイルスが自店で発生しないか常に不安を抱いています」

「自粛要請で、お客様がおみえにならない。商売やっていけない」

「先日1人感染者が出た地域なのですが、デマを信じる人が多くてビックリしました。コロナそのものよりも、そういう人の心理で社会的に抹殺される方が怖いです。自分の店がそうならないよう精一杯努めていますが、いつまでこんなことが続くのだろうと精神的にグッタリです」

「正直、お客さんに来店されるのは複雑。髪は伸びるがそのことにより社会的に困る人って当店ではあまりいらっしゃらない気がする。どうして我慢できないのか、驚く」

個人事業主(業務委託契約/5~11面)

「周りでもぼちぼちコロナにかかってしまった方が出てきて、いつお客様が運んで来るかわからない、しかもこんな三密を全て満たしている所へ。出来れば休みたい。
国がやれって言ってる限りどうにもならない。しかもここだけ休んだら、コロナ出たから閉めてるとか言われたら最後だし‥と風評被害も心配。
オープンしたばかりでお客様も少なく、そしてコロナで更にお客様の数は少ない感じがします。
私自身、子供もいるし、シングルだし、かかったらもうどうしたらいいのか?
究極ですが、髪が伸びても死なないし、白髪で人は死なない。でも、コロナにかかったら死んでしまうかもしれない⁉︎何故そこが理解されないのか?疑問です。
毎日が恐怖です」

個人事業主(業務委託契約/4面以下)

「補償がないと、危険だと思っていてもやらざるを得ない」

個人事業主(フリーランス美容師/4面以下)

「フリーランスで仕事をしています。
今回のコロナウイルスに対して、様々な意見があると思います。沢山の従業員を抱えている大型サロンさまは苦渋の決断であると思います。
美容経営において、従来の美容室運営のみで収入源がサロン売上のみという収益構造の変化が今後求められます。特に従業員・スタッフ、リモートワークの可能性を探っていかなければ。
例えばWebエンジニア、Webデザイナー、Webライターの育成、派遣業。美容デザイン力を活かした独創アイデアは、まだまだ開拓の余地があるのではと感じます。
私自身はフリーランスとしてのサロンワークの他に、美容室コンサルタントの仕事も始めました。
この機会というのはポジティブに考えると、働き方の変化にトライする機会なのではとも受け止めています」

従業員

「もし自分がなったらと思うと怖い」

「周りが休業してるから今がチャンス。スタッフみんなで乗り越えようと。(一方で)美容組合からは休業するようにと伝えられている。コロナウイルスに感染しないか心配」


以上、通常営業サロンの方からの声をお届けしました。

ほぼ原文のまま掲載していますが、特定の企業・団体の固有名詞、個人が特定されそうな情報については一部書き換え、誤字脱字と思われるものは修正しております。

完全休業サロン、制限営業サロン(営業時間・客数・スタッフ数などを制限)の声も、まとめています。

完全休業サロンの声

制限営業サロンの声

アンケート結果全体は、こちらの記事をご覧ください。

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