キュービーネットHD、北米で売上10億円目指す

経営・業界動向
キュービーネットHD、北米で売上10億円目指す

QBハウスなどを運営するキュービーネットホールディングス株式会社。2026年度までの5年間で北米における店舗数を現在の5店舗から16店舗に拡大し、売上収益は2億円から9~10億円を目指す。

値上げ後も過去最高来店客数のNY

キュービーネットHDは2022年8月15日、2026年度(2027年6月期)を最終年度とする5カ年の中期経営計画「Reborn for 2027」を発表。北米での成長戦略を明らかにした。

2026年度の目標として、店舗数は11店増の16店、売上収益は4.5~5倍となる9~10億円を掲げる。また全体売上における北米の売上比率は、2ポイント増の3.0~3.3%を目指す。

 2021年度2026年度
店舗数全体720店917店
北米5店16店
売上全体205億円300億円
北米2億円9~10億円
売上比率(北米)1.0%3.0~3.3%
出店エリア(北米)NYNY、西海岸、トロント

QBハウスは、2017年6月にニューヨークで北米1店舗目をオープン。現在、ニューヨーク市内に5店舗を展開している。

ニューヨークでは、コロナ禍において日本基準の高い衛生管理や技術力によってアジア系住民を中心に信頼を獲得。20ドルから25ドルへの値上げ後も過去最高の来店客数を更新した。

高収益型店舗をドミナント展開

ニューヨークでは国内の2倍以上の単価設定ながら、今ほど円安が加速する前から好評を得た。今後はその経験を生かし、北米での高収益型店舗の展開を加速させる。

アジア系住民や移民の多い西海岸やトロントなどに、1都市あたり5~10店舗の規模でドミナント展開を図っていく。

キュービーネットHDの北米の成長戦略
高収益型店舗のドミナント展開で北米での成長戦略を描く。キュービーネットHD決算説明資料より

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文/杉野碧

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