参院選で日本の政治はどうなる? 宮原健太の週刊タイパニュース(87)

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参院選で日本の政治はどうなる? 宮原健太の週刊タイパニュース(87)

7月3日に参議院議員選挙が公示されました。

その結果によっては石破政権が崩壊することになるかもしれません。

今回の「週刊タイパニュース」では、参院選と日本の政治の行方について解説します。

全国各地で舌戦が始まる

こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動している宮原健太です。

ついに参院選が7月3日から始まりました。

投開票日である7月20日まで、17日間の舌戦が全国各地で繰り広げられることになります。

そして、この選挙の結果によっては石破政権が退陣を迫られるかもしれません。

日本の政治情勢はどのようになっていくのか、今回は解説していきます。

そもそも参院選で争う議席とは?

まず、参院選というのは参議院議員のうち半数を改選する選挙となります。

参議院議員の任期は6年ですが、参院選は3年ごとに行われ、全議員の半分ずつを入れ替わりで選挙にかけていくわけです。

現在の参議院の定数は248議席ですが、今回はそのうちの半分に欠員分も含めた125議席を争うことになります。

自民党と公明党で過半数を維持できるか?

このときに焦点となるのが、自民党と公明党が参議院で過半数を維持できるかどうかです。

定数が248議席なので、過半数は125議席となるわけですが、今回の参院選の対象とならない非改選議席をすでに自公は75議席確保しています。

そのため、選挙では自公で50議席を確保すれば過半数を維持できるわけですが、逆に言えば、49議席以下になると、与党は衆議院だけでなく参議院でも過半数割れし、とても不安定な政治情勢となってしまうのです。

今回の参院選で自民党と公明党が49議席以下になると、参議院でも与党過半数割れとなる

大惨敗なら石破首相の責任論に

ちなみに、今回の参院選で改選となる自公の議席数は66議席ですので、それを49議席以下にしてしまうのは、与党の議席が17以上減る大惨敗となります。

その際には石破首相の責任論が噴出し、総理大臣の交代も焦点になってくるでしょう。

物価高が国民を襲い、トランプ関税を巡る交渉は難航する、まさに内憂外患な日本の政治情勢ですが、その中でどの政党の主張が広く浸透し、議席を伸ばすことになるのか。

日本の今後を左右する選挙戦が繰り広げられています。

次回は参院選の争点について解説します!

ぜひ、お楽しみに!

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宮原健太(フリージャーナリスト・記者YouTuber)

宮原 健太

ジャーナリスト、YouTuber

1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。YouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」ではバーチャルYouTuberとしても活動しており、日々のニュースを分かりやすく解説している。​

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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)

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