雑多でありながらスタイリッシュ 新宿とメンズ美容の“今”を表現

プロダクト・技術
雑多でありながらスタイリッシュ 新宿とメンズ美容の“今”を表現

ポップさと無骨さが共存するトレンド感あるメンズサロン

関東を中心に全国展開する美容室「EIGHT(エイト)」のメンズ専門店である「EIGHT MEN新宿店」。

2025年8月に新宿駅から徒歩2分の立地にオープンした同店は、トレンド感のあるメンズスタイルを強みとし、ツイストパーマなどの需要が高い。そのカジュアルな若い世代からビジネス層までを想定した空間デザインをクローズアップする。

トレンドに敏感なメンズ客が高揚するインパクト

エレベーター直結の店内は、来店して扉が開いた際のインパクトを重視。

建物を支える骨組みを通常は隠すところだが、これをあえて見せる「躯体現し(くたいあらわし)」の手法を取っているため、天井や壁のコンクリートやアクリル、タイルなどのさまざまな素材が目に入ってくる。

受付周りには、床とカウンターをそろえて大胆にモザイクタイルを使用した。

ロゴをあしらった照明がアクセントに

限られたスペースに奥行きやメリハリを生む工夫

8席のセット面を備える店内。セット面は壁の柱の位置関係により、想定より席間が狭くなったという。そこで、エキスパンドメタルと縦型ライトを鏡裏に配することで、奥行きとリズムを出した。

鏡の背面に縦型の照明を仕込み、奥行きを感じさせる仕掛けを施している

カット椅子は「OLDEST-S(オールデスト エス) ブラック」を採用。コンパクトでスタイリッシュなバーバー椅子のため、限られた空間を有効活用できる。

シャンプー台は3台。男性客は女性客に比べると滞在時間が短いため、癒しよりも省スペースとオシャレさを重視しているのだそう。

シャンプーブースには受付と同じモザイクタイルを使用し、統一感を出す

キャビネットは「セミオーダー バックシャンプーキャビネットW420上下セット」。コンパクトなシルエットと無駄のないフォルムが空間デザインに調和している。

赤いアクリルでつくられたオリジナルの照明兼間仕切りは空間のアクセントに

ヘアチェンジのワクワクをサロンの随所で表現

店舗デザインを手がけたのはタフデザインプロダクトの野本友輝さん。「サロンの主要顧客であるトレンドに敏感な男性客の好むスタイリッシュさを追求しました」と話す。

デザインを手がけた野本友輝さん

主要客層のペルソナや新宿というエリアから、尖ってモードすぎない塩梅にもこだわった。“憧れ感”を表現するため、あえて賑やかな異素材ミックスで雑多な雰囲気をつくりあげた。

洗髪が終わり鏡に向かう前のワクワクした気分をさらに盛り上げるオシャレなロゴタイル

トータルコーディネートがもたらす印象から、遊び心のあるディテールの意匠まで。サロンコンセプトにマッチした店舗デザインが顧客の高揚感を後押しし、サロン体験を彩る。

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