ビューティガレージが初の海外進出セミナー、成長市場への挑戦をサポート

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ビューティガレージが初の海外進出セミナー、成長市場への挑戦をサポート

初の海外進出セミナーに反響大きく

「アジア No.1のIT 美容商社」を目指すビューティガレージは6月11日、東京・渋谷のTKPガーデンシティ渋谷で『美容サロン様向け海外進出セミナー ~今こそが絶好のチャンス!ASEAN+台湾でのサロンビジネス成功の秘訣~』を開催した。

ビューティガレージは2018年7月にシンガポール、8月にマレーシア、2019年5月に台湾でショールームを開設し、海外の販売拠点を加速度的に強化している。今回のセミナーは、海外進出を支援する事業を新たに推進していくにあたり、その第1弾として実施したもの。

海外進出セミナー

初の試みだったが予想を大きく上回る応募があり、定員を増やし早期に募集を締め切るほどで、当日は美容室やエステサロンのオーナーら160人超が参加した。

セミナーは3部構成で、第1部は同社海外事業アドバイザーを務める経営コンサルタントの山中真次氏が「各国の美容業界の現状」を解説、第2部はASEANおよび台湾の美容室・エステサロン経営者によるパネルディスカッションを実施、第3部はビューティガレージの「海外進出支援メニュー」を紹介した。

成長市場+親日の高いポテンシャル

ビューティガレージ野村秀輝CEO

「成長市場のASEANでは、追い風に乗れば大きな成功を果たすことができる」(野村CEO)

セミナーの冒頭、野村秀輝CEOが挨拶に立ち、海外市場のポテンシャルの高さと、海外進出支援は念願のサービスであることを紹介した。

野村CEOはビューティガレージを創業する以前に5年ほどASEAN諸国で働いた経験があり、当時から海外における日本の美容サロンのポテンシャルを実感していたといい、その理由として①成長市場であること②親日であることを挙げた。

人口が増えず、市場がシュリンクしていくレッドオーシャンにある日本と違い、ASEANはどんどん人口が増え、経済が発展している成長市場。追い風に乗れば、大きな成功を果たすことができる」と、成長市場ゆえのポテンシャルの高さを強調。

続いて「ASEANおよび台湾は親日の傾向にあり、ジャパンクオリティ、ジャパンホスピタリティへの信頼は日本のサロンにとって有利だ。2018年度もASEANの新車市場の8割が日本車であり、日本の飲食店も非常に多いにもかかわらず、美容のサロンはほとんどない」ことを指摘。

「言葉の問題や外資規制などのハードルもあるが、大きなリターンが期待できるのは、海外進出の醍醐味。ようやく海外拠点をつくり、ご支援する体制が整い、本日のセミナーを開催できた。皆さまが足を踏み出すきっかけになれば」と思いを語った。

ASEAN+台湾の美容業界の現状は?

ビューティガレージ海外事業アドバイザーの山中真次氏

各国の外資規制やサロン展開を解説する山中真次氏

第1部は、海外事業アドバイザーの山中真次氏がASEANの6カ国および台湾の美容業界の現状を日本と比較しながら解説した。

  • ビューティー&パーソナルケア製品の市場規模、サロンの市場規模
  • 各国のヘアサロン、ビューティーサロンにおけるローカルのチェーン店、個人店、日系チェーン、外資系チェーンの特徴・店舗数・価格帯
  • 各国の外資規制、就労規制
  • 事業・店舗・就業者に必要なライセンス
  • 会社設立から営業開始までの流れ
  • ビザ取得の手順
  • 人件費の各国比較
  • 進出費用の目安

など、海外進出を検討する段階で“知っておきたいが調べにくい情報、把握することが難しい全体像”を詳しく紹介した。

海外のサロン経営者が語る各国のリアル

海外進出セミナーパネルディスカッション

人材確保やスタッフ育成、文化の違いなど、海外ならではの困難やその解決策について熱い議論を交わすパネリスト

第2部では、海外で活躍中のサロン経営者として、マレーシアから石橋正樹氏(76 STYLE)、シンガポールから大曽根貴子氏(Facia Ginza Singapore)、インドネシアから坂手遼治氏(HAIR LOUNGE Ryoji Sakate)、台湾から東出一樹氏(LIM Hair)を迎え、山中氏をコーディネーターにパネルディスカッションを行った。

人材確保やスタッフ育成、文化の違いなど、海外ならではの困難やその解決策について、それぞれのパネリストが持論を展開。

「現地採用スタッフの成功モデルができることが次のスタッフ育成につながる」(石橋氏)、「今度7月に店をオープンするが、本当は3月の予定だった。すべてにおいて予定がずれていくので、海外での出店は忍耐が求められる」(東出氏)など、各国のリアルな事情と体験談に、セミナー参加者は興味深く耳を傾けていた。

また、海外進出の厳しい面についても言及。特に、日本から仕入れる美容材料の高さにはそれぞれのパネリストが口をそろえ「高級サロンとして展開している以上、そこは妥協できない」(坂手氏)と話した。

エステサロンを経営するとともに、会計士としてヘアサロンの顧問も請け負っている大曽根氏は「日系サロンは内装を豪華にすることもあって減価償却に時間がかかる」と指摘、ビューティガレージの海外拠点ができたことで、美容材料や機具の仕入れコストが抑えられることに期待を示した。

国内外の拠点でトータルに海外進出支援

ビューティガレージ コンシェルジュ室の鴨川努室長

国内外でのトータルな海外進出支援体制を紹介する鴨川努コンシェルジュ室長

第3部では、ビューティガレージ コンシェルジュ室の鴨川努室長が「海外進出支援メニュー」と「進出サポートの実例」を紹介した。

同社の支援メニューは、計画と実行の2つのフェーズで構成。

計画フェーズでは、日本本社が目的実現性精査、予備調査、事業計画作成、視察コーディネート、資金計画のサポートを実施。

実行フェーズでは、徐々に海外現地法人に引き継ぎを行いながら、会社設立許認可、ビザ就労手続、物件契約、店舗設計施工、プロダクト選定、会計管理などをサポートする。

国内外に拠点を持つビューティガレージグループの強みを活かし、海外進出をワンストップでサポートする体制にあることを強調し、来日した各国代表者を紹介した。

海外進出支援サービス紹介ページを公開

第3部終了後は質疑応答を実施。セミナー参加者からは、自身の構想しているサロンに関するニーズなど進出を想定した意欲的な質問が相次いだ。

その後の懇親会でも、パネリストや海外法人の代表者に熱心に質問する人が多く、海外進出への関心の高まりを感じるセミナーとなった。

なお、ビューティガレージではセミナー当日より、海外進出支援サービスの紹介ページを公開した。

日本本社の海外支援サポートチームと、シンガポール支店、マレーシア支店、台湾支店が連携し、ASEAN6カ国および台湾での出店をサポートしていく構えだ。

海外進出支援サービスの紹介ページ(問い合わせフォーム付き)こちらから
ASEAN+台湾の海外進出支援

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