
髪も爪もケラチンで出来ているなら作用する成分も共通するのでは? プレックス成分とヘマチンをたっぷり配合した新発想のネイルケアアイテム
髪と同じくケラチンを主成分とする爪。ヘアケアで取り入れられているヘマチンやプレックス成分を配合したネイルのホームケア製品「MY NAILPLEX(マイネイルプレックス)」が、2025年3月3日に発売された。
ネイルプレックスのホームケア用
発売元のチタニストラボラトリーズ(東京都千代田区、代表取締役:栗田浩行)は、2022年11月の創業から2年ほどで導入店舗数が3000店を超える新進のネイル商材メーカー。
「TITANAIL(チタネイル)」シリーズとして、爪のダメージを予防する「チタネイルプロ」や浸透集中補修液の「ネイルプレックス」をサロン向けに展開している。
ネイルプレックスのホームケア用という位置づけの新製品は、約10mLで税込み2475円。東京大学との共同研究で開発し、ネイルケア用品では新しい試みとして、ジカルボン酸やコハク酸性から成るプレックス成分と高濃度のヘマチンを配合した。

マイネイルプレックスは爪表面の裂け目や凹凸などの傷んだ箇所を補修し、地爪の補強と保護の働きを見せる。香りは、100%天然植物性オイルによるレモン&ベルガモット。
マイネイルプレックス4つの働き
①補修
集中リペア成分(ヘマチン)配合で傷んだ箇所をクイック補修
②保湿
高浸透型ハイドロブースト成分(ポリクオタリウム-51、低分子ヒアルロン酸)配合で爪の奥までたっぷりと潤いを届ける
③補強
プレックス成分(ジカルボン酸、コハク酸)配合で欠けやすくなった爪をしっかり補強
④爪ケア
“贅沢ディープケア”の成分(ディルシードエキスほか)配合で爪周りをいきいきと健やかに導く
ヘマチンを高濃度に配合
発売の翌日、東京・表参道のアニヴェルセルで発表会を開き、栗田浩行社長が説明を行った。
「ヘマチンを入れても髪のようには効果が出づらく、どんどん配合量を増やした。最終的に、ヘアケア製品の10〜15倍の高濃度になっている。ネイルプレックスの琥珀色はヘマチンの色。どれほどたっぷり入れているか、色を見たら感じていただけると思う」と、栗田社長は開発の苦労を振り返った。

また、ネイリストの派遣事業を営むピカソウ社(東京都渋谷区、代表取締役社長:緒方紀也)の協力を得て、プロ用のネイルプレックスを介護施設で施術した結果も紹介。高齢者のネイルケアへの期待も示した。
なお、従来品はヘマチン濃度がさらに高いため一般の人には取り扱いがむずかしくプロ専売品となっているが、新発売のホームケア用は誰でも手軽に使えるよう設計されている。
昨年11月に数量限定で先行発売して手応えを感じているといい、今回の本発売によってネイルサロンや美容室の店販品として露出の機会が増えることで、シリーズの知名度アップ効果も期待される。
取材・文・撮影/大徳明子
